ベトナムの東部海域、いわゆる、南シナ海の沖合いにあるコンコ( Con Co) 島は中部クアンチ( Quang Tri) 省のクアトゥンビーチ( Cua Tung) からおよそ28キロ離れた所にあります。この島の総面積は2,5平方メートルしかありませんが、ベトナムの海と島の国防安全保障と経済社会発展にとって重要な役割を担っています。
晴れた日は、コンコ島からクアンチ省のクア・トウン ビーチにある林や白い砂浜とチュオンソン山脈の緑を見えます。この島での植物はかなり豊富で、本土にない樹木があります。
2005年、コンコ島は県となりました。現在、この島にはおよそ10世帯が住んでいます。これらの世帯は主に島にある施設の建設や海産物の水揚げに従事している人々の他、後はコンコ県の行政機関で働いています。2004年、コンコ島に志願した青年ボランティア40人のうちの一人であるグェン・ティ・ラン( Nguyen Thi Lan)さんは「この島に着いた当初、地元の行政府から住宅、電気、生活用水などを提供するほか、困難に直面した時は地元当局からの支援を受ける」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「共産青年同盟中央委員会は青年たちに対し、コンコ島の建設運動を繰り広げるため、私は応援しました。その後、コンコ島に住み着きました。当初、この島での生活状況はまだ多くの困難に直面していますが、頑張っています。現在、道路が立派に整備されました。子供二人が学校に通っています」
コンコ島人民委員会のレ・クアン・ライン( Le Quang Lanh)委員長は「現在、コンコ島はインフラ整備に力を入れるとともに、島民の生活水準の向上と社会福祉の確保のため、職業教育を強化する。コンコ島は今後、観光発展に注力する」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現在、島民の収入はまだ安定していません。そのため、私たちは地元の人々が島の行政機関や経営サービス活動に参加するため、島民の職業教育を促進します。私たちはコンコ島の経済社会発展と国防安全保障を平行して実施することを重視しています」
コンコ島は豊かなエコツアーの発展潜在力に恵まれています。この島にはさんご礁、及び、多くの貴重な海産物を持っているほか、熱帯森林の生態系に恵まれています。先ほどのコンコ島人民委員会のレ・クアン・ライン( Le Quang Lanh)委員長は次のように語りました。
(テープ)
「コンコ島は観光発展に豊かな潜在力を持っています。この島は美しい海があるほか、島のおよそ70%は森林ですから、探検ツアーと保養ツアーの開発に有利な条件が整えられています。」
コンコ島の島民は恵まれた潜在力を活用し、目の前の困難を乗り越え、この島の建設に取り組んでいます。