(VOVWORLD) -2019年の国際花火大会は「河川の物語」をテーマとしたもので、6月1日から1ヶ月間にわたり行われました。
美しいビーチと多くの景勝地に恵まれた中部沿海地帯ダナン市は国内外の観光客にとって魅力的な目的地となっています。このところ、ダナン市に足を運ぶ観光客は毎年ここで開催される国際花火大会を鑑賞できるようになりました。
2019年の国際花火大会は「河川の物語」をテーマとしたもので、6月1日から1ヶ月間にわたり行われました。今回の花火大会にはベトナム、ロシア、ブラジル、ベルギー、フィンランド、イタリア、イギリス、中国という8つの国々の代表が参加しました。
この花火大会の監督者であるドゥ・タイン・ハイ氏は「今回の花火大会で、見物人は音響と光のパーティーを楽しむことができる」と明らかにし、次のように語りました。
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「花火大会は5夜にわたり、披露されますが、その大会の楽しい雰囲気は2,3ヶ月間に沸き続きます。そのため、私たちはこの花火大会に関連する文化の空間を作ることを重視しています」
2008年、ダナン市で初めて花火大会が開催されました。この大会はダナン市の市民を含め、観光客に深い印象を残しました。初めて開催されてから11年後の現在、国際花火大会はダナン市の伝統的な祭りとなりました。大会に参加する代表が日増しに増えることにつれて、パフォーマンスの品質も高まっています。
ダナン市人民委員会のフィン・ドゥク・トゥ委員長によりますと、2008年から、ダナン市は国際花火大会の主宰は同市の文化、観光発展における重要な一部と見なしました。それ以来、国際花火大会はダナン市の観光の「特産品」で、独特なブランドとなりました。これにより、ダナン市がアジアの第一の祭り目的地という称号を取得できるようになりました。トウ委員長の話です。
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「経済社会の発展にまだ多くの試練に直面していますが、国際花火大会がもたらす素敵な瞬間を堪能しましょう。このイベントは、私たちの信頼性と底力を引き起こし、力を合わせて、困難を乗り越え、文明的、かつ、近代的なダナン市づくりに取り組むことができるようになります」
当初、ダナン市の国際花火大会は2日だけ開かれましたが、現在、1ヶ月間に延長しました。花火大会にあわせて、様々な文化活動も披露されます。国際花火大会が開催される度に、ダナン市はベトナムで最も魅力的な目的地となりました。国際花火大会を見に来た南部ビンフォク省の観光客ファム・クアン・カイ( Pham Quang Khai) さんは次のように語りました。
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「ダナン市を訪れるのは今回が3回目です。行く度にダナン市の変貌を見かけます。ダナン市の観光インフラが立派に整備され、人々は親しみやすいです。」
2018年、ダナン市を訪れた観光客は延べ760万人に達しましたが、そのうち、国際花火大会を際にして訪れた人数は160万人です。国際花火大会がもたらす効果と意義を前にして、ダナン市は国際花火大会の鑑賞と同市を探検するツアーを両立させるなど、新しい観光製品の開発に力を入れています。