テイグェン地方の文化を愛する一人

(VOVWORLD) -ルアンさんはブオン・マー・トート市ハイチェウ通りにある自宅を陶器を展示する場所にするため、建設しました。この家の床の総面積およそ500平方メートルで、「陶器に見るテイグェン」というコレクションが科学的に配置されました。

ベトナム中部高原地帯テイグェン地方にあるダクラック省ブオン・マー・トート市に住むボー・ミン・ルアンさんは古い陶器を始め、テイグェン地方にかかわる品々およそ1万個を収拾してきました。ルアンさんはテイグェン地方に関する博物館を設立する夢を持っています。

テイグェン地方の文化を愛する一人 - ảnh 1

ルアンさんはブオン・マー・トート市ハイチェウ通りにある自宅を陶器を展示する場所にするため、建設しました。この家の床の総面積およそ500平方メートルで、「陶器に見るテイグェン」というコレクションが科学的に配置されました。

ルアンさんは「各々の品々を手にするためには、縁がある。長い間探してから手にするものもあれば、他のコレクターがくれたものもある」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「現在、タインレ陶器の水瓶を収拾していますが、これは貴重なものであることから、2017年から現在まで一個しか所有していません。もし、これを保管しなければ無くなってしまうでしょう。一方、南部にあるビェンホアの陶器、ライティウの陶器にもテイグェン地方の多くの祭りにかかわる模様が描かれています。これはベトナムにとって貴重なものです」

この3年間、ルアンさんはリー朝、チャン朝、レー朝などの各王朝時代から、テイグェン地方にかかわる1万個の陶器を収拾しました。ルアンさんは「陶器の収拾のおかげで、テイグェン地方の歴史を理解できるようになった。陶器は独特な美しさを持つだけでなく、テイグェン地方に住む各少数民族の生活や文化、風俗習慣を物語っている」と明らかにしました。

ダクラック省文化スポーツ観光局のダン・ザー・ズアン局長は「『陶器に見るテイグェン』という陶器コレクションはテイグェン文化に関するミニ博物館と言える。その中で、大規模な博物館でも見られないものもある。これはテイグェン地方の文化価値の保存に寄与する」と明らかに、次のように語りました。

(テープ)

「今後、このミニ博物館がダクラック省の観光スポットの一つになることを望んでいます。私たちはこの施設を私立博物館に発展させるため、ルアンさんを支援する用意があります。」

陶器の収拾を始めたきっかけについて、ルアンさんは当初、自宅を飾り付けるため、陶器を収拾してきましたが、収拾すればするほど、多くの面白いことを見つけて、夢中になったと明らかにしました。

テイグェン地方の文化を愛する一人 - ảnh 2

現在、ルアンさんはテイグェン地方に関する陶器コレクションを所有する他、昔のホーチミン市であるサイゴン文化に関するコレクションも持っています。ルアンさんはベトナムユネスコ協会所属骨董品研究収拾協会執行委員会の委員として活躍しています。

ルアンさんは現在、文化に関する多くの骨董品が国外へ流出されていることから、これらの品々をきちんと維持、保存しないと無くなってしまうことを懸念しています。ルアンさんはテイグェン分野にかかわる博物館を建設する夢を持っています。ルアンさんの話です。

(テープ)

「昔から生産されたすべての各種の陶器の水瓶(みずがめ)を収拾することを望んでいます。そして、そのコレクションをのちの世代に残します。すべての人々がテイグェン地方の文化が非常に素晴らしいものであることを知らせたいのです」

生まれた土地であるテイグェン地方に特別な愛着を持っているからこそ、ルアンさんはテイグェン地方にかかわる陶器だけでなく、テイグェン地方をテーマとした多くの書籍や写真、絵画も収拾しているのです。


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