Khuc Thua Duという人物は10世紀に住んでおり、外国からの侵略者との戦いに大いに貢献してきた民族英雄です。907年に、Khuc Thua Du氏は亡くなってから、村人がKhuc Thua Du氏の功労を偲ぶため、村に集会所を建設しました。

そして、2005年、ハイズオン省はこの集会所の近くにKhuc Thua Du氏を始め、この村出身の2人の民族英雄を祀る神社を建立しました。この神社の総面積は５万７千平方メートルあり、ベトナムの伝統的建築様式です。Khuc Thua Du神社の神主ブイ・クアン・チェウ( Bui Quang Trieu) さんは次のように語りました。

（テープ）

「この神社は愛国的伝統を教育する場でもあります。この神社にやってくる観光客は外国軍の侵略から国を守ることに関する伝統が理解できます。ベトナムの歴史はどの時代でも外国軍との戦いがありました」

Khuc Thua Du神社の建設資材は木材と石材ですが、伝統的建築様式があります。特に、石造りの竜や蓮、４つの架空動物とされる応竜・麒麟・霊亀・鳳凰竜などの瑞獣の四霊が刻まれ、地元職人の腕の器用さを示しています。Khuc Thua Du神社にはKhuc Thua Du氏の功労をたたえる対句が掛けられている他、独立した国で生活を送っている人々の楽しさを物語る絵画があります。ニンザン県キェンコク村の指導者の一人ファム・ベト・サン( Pham Viet San)さんは次のように語っています。

（テープ）

「近年、私たちはKhuc Thua Du氏の功労やこの神社を紹介する活動を行ってきました。この神社の建設が完成した2009年以来、毎年、国内外の観光客およそ2千人がこの神社を訪れています。」

Khuc Thua Du神社は国の独立を勝ち取るための戦いに対するKhuc Thua Du氏の功労を顕彰するものであり、愛国的伝統を教育する場になっています。