(VOVWORLD) -首都ハノイから東北へ約160キロ離れたところにあるクアンニン省ハロン市はベトナム北部の有名な観光スポットの一つです。
クアンニン市のハロン湾が2回にわたり、ユネスコ=国連教育科学文化機関により世界自然遺産として認定されました。経済社会が急速に発展していることにより、ハロン市がクアンニン省の経済発展の原動力になっています。
一方は白い砂浜で、一方は近代的な都市の真ん中を走る広い道路を行く時、3年ぶりにハロン市へ戻ったマイホンリエンさんはハロン市の大きな変貌を見て驚きました。リェンさんの話です。
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「ハロン市が大きく変貌していました。沿岸を沿った道路を置くとビーチ、バイチャイ橋、バイトー山、ショッピングセンター、博物館などハロン市の見所に足を運ぶことができます。」
近年、ハロン市内の道路が改修、拡張された他、ハロン市と北部港湾都市ハイフオンを結ぶ道路、ハロン市とバンドン港を結ぶ道路、バンドン国際空港、ハロン国際港などが整備されてきました。これにより、ハロン市を訪れる国内外の観光客が日増しに増えています。
2019年、ハロン市を始め、クアンニン省を訪れた観光客の数はおよそ1400万人にのぼりました。ハロン市は使い捨てプラスチック製品の使用を停止する運動を展開して、ハロン湾の自然遺産の環境保護に力を入れています。アメリカ人の観光客ギャレット・ミラーさんは次のように語りました。
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「ハロン市は使い捨てプラスチック製品の使用を停止することにしたと聞き、嬉しいです。世界の多くの有名な観光地はこのことを実施しています。ハロン湾の持続可能な発展のため、この運動を展開しなければなりません」
今後、ハロン市は隣接しているホアンボ県と合併してから、省管轄の全国最大の都市となります。クアンニン省人民委員会のダン・フイ・ハウ( Dang Huy Hau) 副委員長は次のように語りました。
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「近年、ハロン市は急速に発展しているため、都市開発にあたり、より多くの土地が必要です。ハロン市に隣接しているホアンボ県は豊富な天然資源に恵まれているので、ホアンボ県と行政境界を合併することはハロン市の発展に良いチャンスをもたらします」
ホアンボ県の行政境界を合併してから、ハロン市の面積が4倍になり、農業、工業、サービス業がさらに発展する見通しです。ハロン市の市民の一人チャン・ナム・ホア( Tran Nam Hoa) さんは次のように語りました。
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「ハロン市民はホアンボ県との合併に賛成しています。今後、ハロン市は特別な都市になることでしょう。ハロン市は文明的、かつ、清潔で緑あふれた観光都市づくりという目標を遂行できると確信しています」
2020年、ハロン市では多くのインフラ整備プロジェクトが展開され、この都市の観光発展に有利な条件を作り出すことでしょう。