(VOVWORLD) -伝説によりますと、昔、このお寺は松林の中にあり、小さなお寺でしたが、18世紀に、改修され、現在のような立派な寺になりました。
ハノイ市から東へ30キロ離れたところにあるフンイエン省バンラム県ダイドン村ノム集落にあるノム寺はベトナム北部ホン川デルタの古い寺の特徴をそのまま保存しています。
伝説によりますと、昔、このお寺は松林の中にあり、小さなお寺でしたが、18世紀に、改修され、現在のような立派な寺になりました。
このお寺は古樹の陰に位置し、漢字の「丁」という字型の建築様式があります。寺の三関門をくぐると、両側に鐘楼と鼓楼があります。
現場の音
ノム寺の魅力は広々とした自然風景と独特な建築様式がある建築物があるということにあります。お寺の境内にある湖の真ん中に、観音菩薩の楼閣が建てられました。
現在、ノム寺では土でできた仏像、古い鐘、漢字の対れんなど他の寺院にない多くの貴重なものが保存されています。喜ばしいことは長い歳月を経ながらも、これらのものがきちんと保存されているということです。ノム集落の住民の一人チャン・ディン・バン( Tran Dinh Van) さんは次のように語りました。
(テープ)
「ノム寺の最も特徴的なことはその名前です。ベトナムでは寺院の名前が同じのは多くありますが、ノムという名前はこの寺院しかありません。他ではこのお寺にある128体の全ての仏像はどれも土で作られ、すべてが昔のまま保存されているということです。その他、このお寺にある漢字の対れんや建物などもきちんと保存されています」
ノム寺を訪れる観光客は寺院のそばにある特別な墓の庭を見学できます。これらのお墓はラテライトで建てられ、塔の形をしています。昔から、地元の人々にとって、ノム寺は神聖な場所となってきました。ノム寺の住職者の一人ティク・ホン・トェ( Thich Hong Tue) 大徳は次のように語りました。
(テープ)
「ノム寺を始め、地元の人々はこのお寺の昔のままの価値を保存しながら、改修するという方針です。これまで、ノム寺は幾度も改修されましたが、昔のままの価値が依然として維持され、保存されています」
ノム寺に行くならば、観光客はベトナムの古い寺を理解できる他、その周りにあるノム集落の美しい風景を鑑賞できます。これはノム集落の門や橋、市場などです。旧正月テトを始め、毎年、各地の多くの人々はノム寺に参拝に行き、ご健康とご多幸を祈っています。