ハノイ市ソンティ町ドンモー地区にある「ベトナム民族文化観光村」はベトナム５4民族の独特な文化を再現しているミニ民族村です。2010年に使用が開始されたこの村は現在、ハノイの魅力的な観光スポットのひとつです。

この5年、ベトナム民族文化観光村を訪れる見物人は過去５年間でおよそ９０万人にのぼりました。南部アンザン省のバイヌイ牛レース、北部山岳地帯ハザン省のカウバイ・ラブマーケット、南部の水上市場を再現するイベントは見物人の注目を集めています。北部クアンニン省の見物人グェン・バン・トァン( Nguyen Van Tuan) さんは次のように語りました。

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「この文化村は見物人を魅了しています。村は美しくて、すばらしいです。特に、南部クメール族の村を再現するコーナーは立派です」

この村を訪れると、ベトナムに住む各民族の風習や伝統文化が体験できます。例えば、ハザン省ロロ族の順調な天候を祈る儀式、北部ハザン省バクハ県の草競馬、北部フートゥ省サンチャイ族の新年を祝う儀式などがあります。ベトナム民族文化観光村管理委員会のラム・バン・カン副委員長は次のように語りました。

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「観光分野における利点に関して、ベトナム民族文化観光村は次のような利点があります。この村はハノイからたった４０キロのところにあり、車で３０分です。敷地面積１５００ヘクタールのうち、およそ９００ヘクタールは湖です。この村の周辺は森と山あいで詩的な風景に恵まれています。」

ベトナム民族文化観光村はハノイの観光分野における地位を確立しています。この村の強みの活用方法について、ベトナム旅行株式会社のリュニャンビン会長は次のように語りました。

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「これまでこの村で行われた文化イベントにより、この村は国内外で知られるようになりましたが、今後は旅行会社と緊密に連携してゆく必要があります。そして、この村にはイベントや会議、シンポジウムと観光を両立させる専門的なコーディネーターを配置する必要があります。この人事は旅行会社が観光ツアーのスケジュールにこの村で開催されるイベントを盛り込み、情報を提供します」

このベトナム民族文化観光村はオープンして以来、共同体の精神生活や娯楽の需要に応えるだけでなく、ベトナムの各民族の文化価値の維持保存に寄与してきました。これからも、さらに発展してゆくことが期待されています。