ムイネビーチはビントアン省の省都ファンティエット市から22キロ離れた所にあります。美しい自然風景に恵まれたこのビーチはビントアン省を始め、中部のロマンチックなリゾート地として整備されてきました。

ムイネビーチは東南アジアで最も見事なビーチの一つとされています。このビーチの海水の透明性は高く、砂浜は長いです。白い砂丘と緑あふれたヤシの並木はムイネビーチに詩的風情をかもし出します。熱帯気候に属するムイネビーチは一年を通して、観光客を迎えることができます。

1995年10月24日に発生した皆既日食を機に、ムイネビーチの美しさが知られるようになりました。世界的なリゾート地が相次いで整備されることから、このビーチを訪れる観光客も日増しに増えいます。最初はフィンランド、ノルウェー、スェウーデンなど北欧諸国やフランス、ドイツ、イギリス、スイスなどの先進諸国の観光客が多く訪れましたが、2006年以降、ムイネビーチはロシア人観光客の人気のある目的地となってきました。

ビントアン省には一時期「ロシアの村」がありました。これについて、シーホースというリゾートのチャン・アイン・テイ( Tran Anh Thi) マネージングディレクターは次のように語っています。

（テープ）

「ロシア人の観光客がムイネビーチを訪れるのは越冬をしたり、保養期間を楽しんだりしますが、彼らは、ベトナムの人々を親族として見なしています。」

ビントアン省文化スポーツ観光局によりますと、2006年～2016年の期間に、ムイネビーチに足を運ぶ観光客はこのビーチを訪れる観光客の中でおよそ35％を占めました。

2014年～2016年、ロシア経済が困難に直面したことから、ロシア人の観光客が減りましたが、今年始めから、ロシア経済が回復してきたため、ロシア人の観光客が増える傾向にあります。ビントアン省文化スポーツ観光局のグェン・ラン・ゴック( Nguyen Lan Ngoc) 副局長は次のように語りました。

（テープ）

「ロシア人観光客をさらに誘致するため、私たちは国内外で行われていた様々な見本市や展示会に参加しました。その他、旅行会社は様々な文化イベントを主催しました。第3はまもなく開かれるベトナム・ロシア国際会議を通じて、観光活動をピーアールします」

ビントアン省はロシア人観光客の市場の潜在力が豊富に恵まれるとされています。ムイネビーチをビーアールするだけでなく、観光サービスの質的向上、観光商品の多様化、安全、かつ、親しみやすい環境づくりに全力を尽くしています。