プ・サム・カップ洞窟（写真：Kim Anh）

ライチャウ省には25の遺跡があり、その中の５つは国家レベルの遺跡として認定されています。ライチャウ省文化スポーツ観光局のチャン・クアン・カン副局長は次のように語りました。

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「ライチャウ省には険しい峠の道、棚田、ダムのほか、ベトナムで10の最も高い山のうちの６つがあります。これらの山の頂上には原生林、谷川、滝などがあります。私たちはライチャウ省の自然の強みを活かすため、冒険ツアー、登山などを開発しています。現在、ライチャウ省タムドウン県にあるパラグライダー大会を開催していますが、近い将来、ライチャウパラグライダークラブを結成する予定です」

ライチャウ省のプ・サム・カップ洞窟は西北部一の洞窟と呼ばれる。見事な洞窟です。洞窟には美しい鍾乳石があり、観光客の心を虜にしています。また、ホアンリエンソン山脈から始まるライチャウ省のタクティン滝は高さが１００メートルもあり、森林の緑の中の柔らかなシルクのようです。

そして、オークイホー( O Quy Ho) 峠は西北部の最も長くて険しい峠４つの中の一つです。全長50キロのこの峠はライチャウ省とラオカイ省を結んでいます。天気がよい日には、この峠からファンシーパン山の壮大な風景が一望できます。

そのほか、ライチャウ省には標高500mの高さにあるベトナムでもっとも高所に設置されたロンマイ橋と名付けられたガラスの橋があります。このガラスの橋は、アドベンチャーリゾート施設の一部として建設されました。ロンマイガラスブリッジにある観光複合施設のガイドグエン・トゥ・フォンさんは次のように語りました。

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「毎週月曜日から水曜日までは、国内観光客を、週末には国内観光客のほか、外国人観光客も迎えています。外国人観光客は主にタイ、韓国、日本、中国、イスラエル、インドなどからの訪問です。現在、新型コロナウイルス感染症が基本的に抑制されており、多くの外国人観光客が訪れています。週末には、およそ２千～３千人の観光客を迎えています」

オークイホー峠からは西北部に連なる山、雲海、棚田などが一望できます。ハノイからの観光客グエン・バー・ナムさんは次のように語りました。

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「オークイホー峠に赴くのは今回が初めてです。ここでの風景は山紫水明そのものです。そのほか、私はロンメイガラスブリッジを始め、ロンメイのガラスブリッジ観光複合施設を見学しました。ガラスブリッジからは谷底が見え、怖かったです。しかし、チャンスがありましたら、必ずライチャウ省に戻ります」

一方、ライチャウ省にはタンウエン茶畑があります。ここにはライチャウ省の特産品である茶葉が栽培されています。総面積およそ２０００ヘクタールのこの茶畑は多くの観光客を引き寄せています。

ロンメイのガラスブリッジ

ライチャウ省には現在、コミュニティーベーズドツーリズムを営む集落が１１か所あります。その中で、フオントウ県にあるシン・スオイ・ホー集落はASEAN＝東南アジア諸国連合を代表する村になるよう取り組んでいます。フォントウ県人民委員会のマイ・ティ・ホン・シム副委員長は次のように語りました。

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「2019年、シンスオイホ集落はベトナムの4つの代表的なコミュニティベーズドツーリズムの村の一つに選ばれました。この集落に足を運ぶ観光客は地元のユニークな伝統文化を体験できるほか、美しい山の頂に登ることができます。」

特有な祭りや伝統文化と美しい自然風景があるライチャウ省は現在、国内外の観光客にとって魅力的な観光スポットとなっています。