この春に中部クアンビン省クアン・チャク県カイン・ズオン村に行った人のだれもが壁画がある長い道に驚きました。これはクアンビン省観光局がこの村を観光スポットにするため創ったものです。

（写真：tienphong.com.vn）

最近、カイン・ズオン村にある家の壁には色とりどりの壁画がでてきました。これらの壁画は海に面しているこの村の形成、発展の道のりや質素な美しさを物語っています。また、この村に足を運ぶ観光客は旧家やサンゴ礁で作られた壁を鑑賞したり、漁民の日常生活を体験したりすることができます。

カインズオン村の住民の一人グェン・ゴック・リン( Nguyen Ngoc Linh) さんは「これらの壁画は地元の住民の多くの風俗習慣を表している。今後、漁民は漁に行くかたわら、村を訪れる観光客にガイドとして仕事をできる」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「カインズオン村の風景が美しくなっていますよ。村人はみんな嬉しくなっています。私の家の壁にも絵が描かれましたよ」

クアンビン省は観光を先端的経済部門として発展させる方針です。その中で、クアンビン省イェン島にあるボー・グェン・ザップ将軍のお墓と共に、カインズオン村の壁画の道は新たに発売された観光ルートの目的地の一つとなっています。カインズオン村人民委員会のカオ・クイ・ハ ( Cao Qui Ha) 副委員長は次のように語りました。

 （テープ）

「この壁画の村は観光ルートにありますから、私達は地元の住民に対し、観光発展に関する宣伝教育活動を行っています。地元の人々だれもが壁画の村づくりに賛成しました」

400年の歴史を持つカインズオン村は「鯨の村」とも呼ばれています。ですから、この村の砂浜には昔から「鯨の共同墓地」があるのです。クアンビン省観光局のホー・アン・フォン( Ho An Phong) 局長は「最近、カインズオン村の多くの人々がホームステイ観光運営に関する知識を身に付けるための研修コースに派遣されました。フォン委員長の話です。

（テープ）

「400年の歴史を持つカインズオン村は沿海にある観光の村になる条件が十分に整えられています。その他、ここには鯨を祀る信仰があります。ベトナムで唯一の信仰です。」

カインズオン村に足を運ぶ観光客は独特な壁画を鑑賞できる他、中部の漁村の独特な文化スポーツ活動に参加することができます。現在、カインズオン村はベトナムで最も大きくて、最も古いとされている2頭の鯨の全身骨格を展示する空間の建設を準備しています。