(VOVWORLD) -地元に伝われている伝説によりますと、昔、アンズオン地区は低い田畑でしたが、この地方が15世紀に大洪水に襲われた時、川の堤防が決壊して、アンズオン湖が形成されたそうです。
ハノイから南東へ70キロのところにあるハイズオン省にアンズオンという湖があります。その湖の中央に小島が浮かんで、鷺がたくさん生息しているので、「鷺の島」と呼ばれています。現在、これは魅力的な観光スポットとなっています。
毎日、夕方になるとサギおよそ千羽がここにやってきて、鳴き声が湖に響き渡っています。各種のサギが島にある木々の枝にいっぱいに止まってます。ハノイからの観光客ダン・トゥ・ハ( Dang Thu Ha) さんは次のように語りました。
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「ここにそんなにたくさんの鷺が生息していることに驚きました。ここに来る時、湖で船を漕ぎながら、鷺を見学することができ、楽しいです」
一方、韓国人の観光客キム・ヒョ・ジュンさんは次のように語りました。
(テープ)
「このサギの島に来たのは今回が初めてです。ベトナム全土のサギがここに集まる感じです。韓国にはこのような光景がないでしょう。ベトナムにしかこのような手付かずの風景はないと思います。」
地元に伝われている伝説によりますと、昔、アンズオン地区は低い田畑でしたが、この地方が15世紀に大洪水に襲われた時、川の堤防が決壊して、アンズオン湖が形成されたそうです。湖の真ん中に小島が出てきました。その後、どこからか、鷺がたくさんここにやってきました。
科学者によりますと、これは生物の多様性が豊富な自然保護区です。総面積31ヘクタールのこの湖には170種類の動植物が生息し、その中で、鷺1万6000羽の他の各種の鳥類およそ5千羽が生息しています。
2014年、ベトナム文化スポーツ観光省はこの「鷺の島」を保護すべき国家遺跡として認定しました。南チーラン鷺の島国家観光地管理委員会のグェン・ダン・ザム(Nguyen Dang Giam)副委員長は次のように語りました。
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「地元の住民は南チーランサギの島国家観光地管理委員会の呼びかけに応じて、鷺が巣を作れるように、この島に竹をたくさん植えました。また、島の周辺に住んでいる住民は湖にゴミを捨てないことを公約しました。これにより、現在、この小島に生息している鷺の数が前と比べて増えてきました」
一方、ハイズオン省は鷺の島の生態系保護と観光地の技術インフラ整備プロジェクトを承認しました。このプロジェクトが実施されたら、鷺の島の魅力がさらに増えることでしょう。