南部キェンザン省の北西にあるハティエン町はタイ湾にのぞんでいます。ハティエン町には22キロメートルの海岸線がある他、港湾、平野、山、河川、洞窟、離島など様々な地形があります。これにより、この町には美しい自然風景に恵まれています。
(写真:ivivu)
17世紀半ばまで、ハティエンは未開墾の土地でしたが、1714年に、ハティエンを開墾したマック・キン・キュという人物はこの土地をグェン王族に贈呈しました。グェン王族はこの土地をハティエンと名付けました。この名称の意味について、地方の歴史研究者チュオン・ミン・ダット( Truong Minh Dat) さんは次のように語っています。
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「ハティエンは漢字で、『河仙』と書きます。ハティエンとは仙人が入浴する河川という意味があります。」
昔からハティエンは10の景勝地がある地方として知られています。その中には、ドンホ湖、ムイナイビーチ、タックドン山などがあります。面積900ヘクタールにおよぶドンホ湖は豊富な植物と水産物があります。ムイナイビーチはハティエン町の中心地から5キロしか離れていません。このビーチの砂は茶色がある、鉱物が豊富に恵まれるとされています。そして、海抜90メートルのタックドン山は独特な形があります。この山の山腹からハティエン町を一望できます。
(写真:dulichhatien)
このような景勝地をもつティエン町は魅力的な観光地となってきました。ハティエン町の旅行会社のスタッフであるダオ・ティ・ヌオン( Dao Thi Nuong) さんは次のように語りました。
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「ハティエン町には寺院があるので、心霊旅行に行くことができます。現在、ハティエンから、フーコック島、そして、カンボジアまで行くこともできます。これはハティエンの観光発展に便宜を図っています。」
(写真:ivivu)
ハティエンに足を運ぶ観光客はいずれも、この町の落ち着いた雰囲気に深い印象を持っています。先ほどのダオ・ティ・ヌオン( Dao Thi Nuong) さんは次のように語りました。
(テープ)
「ハティエンには海の他、山や河川もあり、独特なところです。この地形の強みを効果的に利用すれば、この町を訪れる観光客が急増することでしょう」
観光が発展していますが、現在のハティエンは高層ビルや賑やかな町並みがまったくありません。この町は穏やかな雰囲気に包まれています。この町に足を運ぶ観光客はのんびりとした一時を過ごすことでしょう。