(VOVWORLD) -ベトナムの政治、経済、文化の中心地として活躍しているハノイは各地の傑出した人材の集まりと言えます。
1010年、リコンウアン(李公蘊)王がタンロン(現在のハノイ)に遷都してから10世紀以上たち、多くの歴史の多くの浮き沈みを経てきましたが、ハノイはいつもベトナムの中心地として栄えてきました。
そして、1999年、ユネスコ=国連教育科学文化機関はハノイに「平和のための都市」という称号を授与しました。人民の教師という称号を授与されたグェン・クアン・ゴック氏は次のように語りました。
(テープ)
「ハノイのように戦争の悲しみに耐えた都市は世界でも稀ですから、平和への願いも強いです。そのため、ハノイは平和のための都市づくりに全力を尽くしました」
ベトナムの政治、経済、文化の中心地として活躍しているハノイは各地の傑出した人材の集まりと言えます。ハノイは都市の発展において文化的価値の維持、保存に配慮しています。21世紀に入り、ハノイでは数多くの高層ビルが建てられていますが、昔からの建築物や文化歴史遺跡もきちんと保存されています。
特に、最近、ハノイが世界の重要なイベントの開催地として選ばれました。その一例として、去る1月、ハノイがアメリカのトランプ大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との第2回首脳会談の開催地として選んだということです。ズオン・バン・クアン博士は次のように語りました。
(テープ)
「これはベトナムの外交路線と国際社会への参入政策の成功と国際社会におけるベトナムの強い威信を示しています。また、これは世界的なイベントの開催に対するベトナムの能力を示しています」
現在、ハノイは世界的なイベントの開催地としてだけでなく、伝統的価値を維持、保存している所としても知られています。この10年間、幾度もハノイを訪れたイギリス人 Rory Linnaneさんは次のように語りました。
(テープ)
「ハノイは素晴らしい都市で、世界の指導者らが会合を行うところとして相応しいでしょう。ハノイの人々は親しみやすいです。今日のハノイは大きく変貌しており、見所もたくさんありますよ」
この20年、ハノイは「平和のための都市」という称号が授与された唯一の都市です。これは栄誉であり、試練でもあります。ハノイはその称号に恥じない貢献を果たすため、絶え間なく取り組んでいます。