首都ハノイから北西へおよそ２００キロ離れた所にあるモクチャウ( Moc Chau)高原は年末になると若者を始め、多くの観光客を招いています。

年末にあたりは、この高原の気候は冷え込んできますが、カラシ菜の白い花や黄色いメキシコヒマワリが咲き乱れ、この地の美しさを彩ってくれます。

ベトナムの祖国戦線中央委員会の機関紙「ダイ・ドアン・ケット」（大団結）紙の記者 タイン・コン( Thanh Cong) さんは毎年の年末になると写真を撮るためモクチャウ高原を訪れます。

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「モクチャウ高原は一年中美しい風景がありますが、年末になると、その風景はより鮮やかになります。モクチャウ高原は北西部の美しさを集結させる所です。この季節にはスモモの白い花、桃の花など様々な花が咲きます。特に、スモモの白い花が咲き乱れる盆地があり、雪に覆われるようです。」

タインコンさんはこのように語りました。

１２月はカラシ菜の白い花が咲く季節です。特に、アン集落の後ろにはおよそ１０ヘクタールにわたり、カラシ菜の白い花が咲きます。カラシ菜の花の白と松林の濃い緑が合わさり、情緒あふれる風景ができあがります。ハノイにある旅行会社のスタッフ フォン・タオ(Phuong Thao) さんは次のように語りました。

（テープ）

「モクチャウ高原で咲き乱れるカラシ菜の白い花の美しさに驚きました。モクチャウ高原を訪れ、美しい風景を眺めるだけでなく、この地に住む少数民族の文化が理解できます。わが社はモクチャウ高原への観光ツアーを企画しています」

フォン・タオさんはこのように語りました。

                                                              黄色いメキシコヒマワリ


モクチャウ高原に行くと観光客は広々としたお茶畑を鑑賞できるだけでなく、お茶の製造工程を目にすることができます。また、モクチャウ高原の牛乳、谷川の魚なども味わえます。現在、モクチャウ省へ行く道は非常に便利ですから、モクチャウ省へ行く観光客は増えています。先ほどのタインコンさんは次のように語りました。

（テープ）

「ハノイからモクチャウ高原に行く観光ツアーは３日あればいいです。３日間で、観光客はタン・ラップ村、ノン・サップ村、オン村にある洞窟などモクチャウ高原の中心部からちょっと離れた所に行けます。これらの村の住民の生活の素朴さは観光客を魅了します」

タイン・コンさんはこのように語りました。

モクチャウ高原の夏は涼しくて、平均気温は20度ほど、冬は他の地方と比べて、湿度が低いです。モクチャウ省へ行くと新鮮な空気を満喫できるほか、多くの歴史遺跡、洞窟、少数民族の居住地を訪れ、少数民族の料理を味わえます。一度、モクチャウ高原に足を運ぶとこの地の魅力を実感することができることでしょう。