中部カインホア( Khanh Hoa) 省チュオンサー( Truong Sa) 県にある東シントン( Sinh Ton=生存)島は本土から300キロ離れた所にあり、ベトナムの海上領有権の確保に重要な意義を持っています。
東シントン島はチュオンサー群島の北方にあります。遠くから、東シントン島の赤い瓦葺の家と緑が見えます。海に浮かんでいる東シントン島はベトナム東部海域におけるベトナムの人々の強い活気と意志のシンボルとされています。東シントン島の責任者グェン・ドゥク・ズ少佐は次のように語りました。
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「東シントン島はチュオンサー群島に属し、ベトナムの海上領有権の確保にとって特別な位置にあります。この島に駐屯している幹部や兵士はどんな状態でも、チュオンサー群島の平和と安定を守るという決意を固めています。現在、共産党と政府の関心により、この群島に駐屯している幹部や兵士の生活が大きく改善されてきました。私たちは全国の国民からの激励を受けています」
現在、東シントン島には太陽光と風力発電所が建てられ、ここに住む幹部や兵士の精神的生活の改善に寄与しています。先ほどのグェン・ドゥク・ズ少佐は次のように語りました。
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「現在、東シントン島には本土と同じように何でもあります。毎日、情報が更新されていますから、この島に住んでいる幹部や兵士は安心して、海と島の領有権の確保に取り組んでいます。東シントン島にはテレビ、ラジオ、図書館など全てが備わっています」
東シントン島の土壌は砂地ですから、野菜と木々の栽培は非常に難しいです。しかし、幹部、兵士はやりくりして、野菜の栽培と鶏や豚を飼いました。島のロジスティクス担当者ドアンバンコン中尉は次のように語りました。
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「私たちは野菜用水のため、淡水を節約しています。現在、この島には多くの貯水池が整備されたものの依然として水を節約しています。この島の野菜の80%が自給自足です。また、島には鶏、アヒルなど200羽、そして、豚10頭が飼われています」
過酷な自然環境にありますが、東シントン島は緑に覆われています。先ほどのグェン・ドゥク・ズ少佐は東シントン島の幹部と兵士は「美しき島のクリーン・グリーン」という自然環境作りを重視していると明かにし、次のように語りました。
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「東シントン島の幹部と兵士は植樹に全力を尽くしています。祝日に、1青年が2~3本の植樹を」という運動を実施しています。昔、この島は緑がとても少なかったが、今は緑あふれる島となりました」
島と海の領有権の確保に取り組むだけでなく、東シントン島に駐屯している幹部や兵士は沖合いで遭難した漁師をいくども救助しました。その思い出について、先ほどのグェン・ドゥク・ズ少佐は次のように語りました。
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「2012年、私たちは盲腸になった漁民の手術に成功しました。その日は風が強く、波が高くて、20時間かかってやっとその患者がやっと東シントン島に運ばれてきました。しかし、医師はその手術に成功しました」
夜になると東シントン島は海に浮かぶきらきら輝く玉石のように見えます。そこに駐屯している幹部や兵士はベトナムの海と島の領有権の確保に励んでいます。