経済発展の原動力になるロンタイン国際空港

(VOVWORLD) -南部タンソンニャト国際空港の圧力を緩和するため、 新しい国際空港を建設するのは非常に必要です。

ロンタイン国際空港の建設はベトナムの大規模なプロジェクトで、現在、急ピッチで進められています。2025年に完成予定のこの空港は東南アジア地域における最も近代的な空港となる見通し です。

ロンタイン国際空港が南部ドンナイ省ロンタイン県に位 置し、ホーチミン市から東へ約40キロ離れたところにあります。現在、 東南アジア諸国はいずれも大規模な国際空港を建設しました。

例えば、タイのスワンナプーム国際空港、 マレーシアのクアラルンプール国際空港、 シンガポールのチャンギ国際空港などですが、空港のインフラが未整備されているベトナムは欧州と北米の航空便の経由地としての役割を担うことができません。

また、南部タンソンニャト国際空港の圧力を緩和するため、 新しい国際空港を建設するのは非常に必要です。 ベトナム空港会社の取締役のグェン・グェン・ フン会長は次のように語りました。

(テープ)

「現在の経済成長スピードで、2025年にホーチミン市は乗客400 0万人、2030年におよそ5000万人の乗客を取り扱う必要があります。ロンタイン国際空港の建設は乗客と貨物の取扱の需要を応えると共 に、交通運輸分野における工業化と近代化戦略を実施するためのものでもあります。」

ロンタイン国際空港はICAO= 国際民間航空機関の基準を満たした設計により建設され、2035 年をめどに、年間1億人の乗客と500万トンの貨物を取り扱えるようにします。 完成したあかつきには、この空港は東南アジア地域における大規模な国際空港となり、南部を始め、 全国の経済発展に原動力を作り出すことが期待されています。 ベトナム航空総公社のライ・スアン・ タイン会長は次のように語りました。

(テープ) 

「将来、ロンタイン国際空港は国の重要な空港となります。 その役割を担うため、 地域と世界並みの近代的な技術で建設されるべきです」

専門家によりますと、東南アジア地域の中心地に位置するロンタイン国際空港は欧州、 中東地域、南アジア、東北アジア、北米、 オセアニアへの航空便の経由地となります。

現在のロンタイン国際空港の建設用地は5千ヘクタールで、 現時点だけでなく、将来にも、工業、貿易、 サービスの中心地を備えたエアポートシティとして建設できます。 先ほどのベトナム空港会社の取締役のグェン・グェン・ フン会長はさらに次のように語りました。

(テープ)

「このプロジェクトは国の経済社会発展に大きく貢献します。 このプロジェクトを実施するとドンナイ省だけでなく、 東南部地域、 南部の重点的経済地区の工業化近代化事業を促進します。また、 このプロジェクトはおよそ20万人に雇用を創出します」

東南部の重点的経済地区に位置するロンタイン国際空港は完成した あかつきに、 ドンナイ省と周辺各地方の経済社会を発展させる原動力になります 。また、この国際空港はベトナム航空部門を発展させ、 ベトナムと世界各国との距離を縮め、 観光発展に有利な条件を作り出すことでしょう。

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