ベトナム中部クアンガイ省の沖合にあるリーソン島は国内外の多くの観光客にとって、魅力的な目的地となっています。クアンガイ省のサーキー港を高速船に乗って、出発すると、1時間後、リーソン島に到着します。

リーソン島は美しい自然風景に恵まれているだけでなく、数多くの歴史・文化遺跡があります。リーソン島は百万年前に火山口から形成されたものです。この島に足を運ぶ観光客にとって、最も魅力的なのはこの島の手付かずの自然風景です。

現在、毎日この島を訪れる観光客は延べ3千人にのぼっています。ホーチミン市からの観光客グェン・ティ・トゥイ ( Nguyen Thi Thuy) さんは次のように語っています。

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「春にもこの島に来ました。この島の風景は見事で、空気が新鮮です。また、地元の人々は優しくて、素朴な性格です。とても素晴らしいところです。」

美しい自然風景に恵まれた他、リーソン島にはおよそ100ヶ所の文化、歴史遺跡があり、その中で、国家歴史遺跡として認定されたところもあります。また、この島には毎年、大漁を祈願する祭り、ボートレースなど様々な伝統的文化活動が行われます。ハノイからの観光客チャン・バン・タイン( Tran Van Thanh)

さんは次のように語りました。

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「観光客は常に各地の伝統的祭りに興味を持っています。リーソン島の人々は地元の伝統的文化を維持、保存しています。これはこの島の観光発展に寄与しています」

現在、クアンガイ省はリーソン島とその周辺海域がUNESCOのジオパーク（地質公園）として登録されるために、必要な手続きを行っています。クアンガイ省文化スポーツ観光局のグェン・ミン・チ（Nguyen Minh Tri） 局長は次のように語りました。

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「クアンガイ省は紀元前5世紀頃に存在したサーフイン文化の発祥地であり、また地質公園がある地方として知られています。現在、私たちはサーフイン文化と地質公園を結び付ける観光ツアーを企画していますよ」

史書によりますと、17世紀に、ベトナムの最後の王朝時代であるグエン王朝は漁業を行ったり、地図を作成したり、ベトナムの主権を示すための標識を設置したりするため、ホアンサ群島に兵士を派遣しました。

リーソン島にあるアンハイ村の集会所はこれらの兵士がホアンサ群島に行く前に集まった場所です。リーソン島の党委員会のグェン・ベト・ビー( Nguyen Viet Vy) 委員長は次のように語りました。

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「リーソン島は観光を先端的経済部門として位置づけています。これを実現するため、観光発展と文化遺跡の保存を両立させています。これは地元の人々の生活水準の向上に寄与することでしょう。」

リーソン島の人々は海産物の水揚げとニンニクとネギの栽培で生計を立てて、まだ生活に余裕がまだありませんが、誰もが優しいです。これはこの地に足を運ぶ観光客を引き寄せる要素の一つにもなることでしょう。