ベトナム観光部門は2012年、多くの困難に直面しましたが、一定の成果を収めました。2012年、ベトナムを訪れた外国人観光客は延べ６８０万人に達し、前の年と比べて14％増となりました。

2012年、ベトナムは「遺産の観光」をテーマとした北中部沿海地帯とフェの観光年を開催しました。これにより、北中部沿海地帯とフェ市の文化と自然をピーアールするための30件のイベントが催されました。トァ・ティン・フェ省の観光部門は様々な祭典を開催したほか、地元の自然風景を活用するため、新たに多くの観光ツアーを企画しました。これにより、2012年に、同省を訪れた観光客は前の年と比べて25％増となりました。トァ・ティン・フェ省人民委員会のゴ・ホア( Ngo Hoa)委員長は次のように語りました。

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「フェ市はフェスティバルの都市となりました。そのため、私たちは地元の文化の特徴をピーアールするため、様々な祭典を開催しました。これらの祭典は観光客を引き付けています」

 

一方、2012年、ダナン市、ビントアン省、カインホア省など中部沿海地帯にある各地方の観光活動が活発に行われました。2012年、ダナン市を訪れた観光客の数はおよそ260万人に達し、2011年と比べて12％増となりました。ベトナム観光総局のグェン・マイン・クオン副総局長は次のように語りました。

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「ダナン市は数多くの観光客を魅了しており、多くの観光ツアーが企画されました。2013年、中部カインホア省では色々な国際的なイベントが催されます。例えば、国際海洋見本市、国際ヨットレースなどです。現在、カンホア省はこれらのイベントの準備に力を入れています」

スイスの「新・世界七不思議財団」はベトナムの東北部にあるクァンニン省のハロン湾を「新・世界七不思議」の一つとして選出しました。これにより、ハロン湾を訪れる国内外の観光客が今後も増えることになります。クアンニン省文化スポーツ観光局のチン・ダン・タイン( Trinh Dang Thanh)副局長は次のように語りました。

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「今後、ハロン湾を訪れる観光客がさらに増えるため、観光製品の質の改善にさらに取り組む必要があります。これを実現するため、まず始めに、観光活動に携わる人材の業務能力とともに、観光客に対する地元の住民のもてなしを向上させなければなりません。」

 

2012年、アメリカの旅行雑誌「トラベル・プラス・レジャー」が選ぶ「世界のベストホテル」500の中に、ベトナムの中部ホイアン旧市街にあるザ・ナムハイ・ホテル、ハノイのソフィテル・レジェンド・メトロポール・ホテル、パークハイアット・サイゴン・ホテルが入っています。

2012年、ベトナムは経済面において多くの困難に直面しましたが、ベトナム観光部門の売上高は１６０兆ベトナムドンにのぼりました。これは観光の高い経済価値を示すものと言えることでしょう