新型コロナウイルス感染症のせいで、長い間、活動を停止せざるを得なくなったS9という有限旅行会社は「ハノイツアー」を再開し、列車によるハノイへの日帰りツアーを行うとともにハノイ市、フンイエン省、バクニン省などの観光客を対象に一日のハイフオン探検ツアーを行っています。

タムバック橋

観光客は列車でハイフオンに向かい、ココナッツ・ミルクを入れたコーヒー（Ca phe cot dua）や細長いパンにレバーペーストだけをはさんで食べるスパイシーなパン（Banh mi cay）、蟹スープの麺バインダークア（Banh da cua）、貝を炒めた（Oc xao）など地元の屋台食をたっぷり味わうことができます。また、歩行者天国のタムバックを散策したり、港を訪れたりすることもできます。S9という有限旅行会社のリュ・ホアン・ディップ社長は観光客が新型コロナ感染に心配していることから、旅行会社は変更しなければならないと明らかにし、次のように語りました。

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「我が社は全面的に変更し、短期間のツアーを開発しました。また、コンボツアーの代わりに文化体験ツアーづくりを重視しています。さらに、移動手段や旅行方式を変えるとともに、大きなグループではなく、それぞれの家庭を対象としています。この前、ハイフオンへの旅は会議やシンポジウムへの出席、海水浴を結合させる多目的ツアーでしたが、今は海の風景を眺めるツアーとなっています。」

ハイフオン市の多くの旅行会社は小さいグループや家族など、具体的な顧客グループを対象にして、観光商品の多様化を進めてきました。一方、レストランやホテルは高級サービスの提供に際し、魅力的なコンボをPRしています。ビーチの前に位置する5つ星のリゾート フラミンゴ・カットバのグエン・ビック・ズン経営責任者は次のように明らかにしました。

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「ハイフオン市の観光刺激策を実現し、我がフラミンゴ・グループの設立25周年を記念して、私たちは手ごろな価格で魅力的な休養コンボを提供しています。その中には週末の休養パッケージが含まれ、顧客は様々なサービスを無料で利用できます。」

旅行会社は観光客へのアプローチ方法の変更や製品の特殊化に取り組む傍ら、互いに連結し、観光分野の発展に力を尽くしています。ハイフオン市のレストランやホテルは独特なサービス・パッケージを開発し、旅行会社に販売しています。これは困難を克服し、新型コロナを乗り越えるため、互いに協力し合うという旅行会社や宿泊施設の公約を示すものです。ハイフオン市観光協会のホアン・トゥアン・アイン副会長は次のように語りました。

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「我々の協会は旅行会社に新たな観光商品の開発を働きかけています。また、市内と郊外の観光スポットを結合させるツアーを行い、航空会社との連携も強化していく方針です。現在、旅行会社は活動の再開を準備しており、様々な観光商品を用意しました。」

今年、ハイフオン市は延べ950万人の観光客を迎える目標を設定しました。これを達成するため、同市は複数の観光振興プログラムを展開し、地元の強みと潜在力のPRに力を入れています。