(VOVWORLD) - 近年、北部山岳地帯バクカン省では、2012年共同生産組合法に従って設立された共同生産組合、いわゆる新型共同生産組合が迅速に発展し、地元の経済社会発展事業において、重要な役割を果たしています。新しい生産モデルや、管理方式、農家らの連携などにより、これらの共同生産組合は同省の農林業開発の土台となっています。
(写真:VOV) |
2017年、バクカン市のノントゥオン村のタンタイン農業共同生産組合が設立され、ウコンを原料にした健康食品を生産しています。当時、地元ではウコン栽培面積が狭かったため、この協同組合は、加工施設を建設するとともに、ウコン栽培地を120ヘクタールに拡大させるために大きく投資しました。また、ウコンを栽培する300戸の農家から原料を購入しています。
タンタイン農業共同生産組合のグエン・ティ・ホン・ミン組合長は次のように話しています。
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「我が組合と協力する前に、農家らはよく調査しました。その後、我々に信頼を置き、緊密に連携しています。現在、1キロにつき5000ドンの価格で、農家らのウコンを買っていますが、市場価格が2~300ドン下落しても、5000ドンの程度に維持します。農家らは我が組合の規定を厳守し、緊密に協力しています。」
現在、バクカン省内には220の新型共同生産組合があり、その中の131組合はOCOP=一村・一品という高品質な特産品生産運動に参加しており、ほかの企業との協力を拡大し、原料生産や、加工、販売などを含む小規模なバリューチェーンを徐々に作り出しています。ウコン、チョモイ県のショウガなどはその例です。ナリ県の農家の1人の話です。
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「嬉しいですね。クズウコンを栽培できて、安心しています。クズウコンの栽培・販売に関する共同生産組合との契約があるからです。隣の多くの人々と一緒にしていますよ。」
こうした中、バクカン省の当局者は新型共同生産組合を発展させるために複数の支援措置をとっていく方針を打ち出しています。同省共同生産組合連盟のズオン・バン・フゥアン会長は次のように明らかにしています。
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「以前、バクカン省の製品は種類が少なく、包装も粗末だったので、消費は地元だけでした。でも、2012年共同生産組合法に従う共同生産組合の再構築が始まり、2016年から、大きな変化を見せています。省内の製品の質が迅速に高まっています。今後、連盟は各共同生産組合への支援を強化していきます。」
多くの困難を抱える山岳地帯バクカン省の新型共同生産組合は地元農家の生産方式を変え、農林業生産の大規模化に貢献しています。これは、同省の農業部門の今後の着実な発展に有利な条件を作り出しています。