(VOVWORLD) - 2022年も新型コロナウイルス感染症が流行すると予測されていますが、国会、政府は生産経営活動の再構築や成長の回復を目指す一連の政策を打ち出し、企業の発展に原動力を作り出しています。
ベト・アイン社長 |
2022年、ベトナムをはじめ、世界経済は回復の兆しを見せ、企業の生産経営の成長が約束されています。ナム・タイソン輸出入株式会社のチャン・ベト・アイン社長によりますと、今年は企業が回復発展計画を作成するための区切りの年となるということです。これまで、企業の成長率は年平均10%に達しましたが、新型コロナのせいで7~8%に低下しました。今後、成長率を引き上げるため、適切な計画と戦略を立てなければならないとの見解を示し、次のように話しました。
(テープ)
「2022年に、新型コロナ発生前の成長を回復させ、2021年に失ったものを取り戻します。これを達成するため、企業は100%から200%の尽力を尽くさなければなりません。成長率を50%にする必要があります。そうできないと、銀行は貸出を取り戻し、企業の規模が縮小されてしまいます。これにより、労働者は企業に対する信頼を失い、労働者の企業離れの恐れがあると思います。」
タイン・マウ社長 |
政府と各地方の断固たる措置により、新型コロナは基本的に制圧されています。フックカン投資建設株式会社のリュ・ティ・タイン・マウ社長は高級レベルの不動産建設でのデジタル転換に沿う再構築を推進し、その中で社会的責任を重視していると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「新型コロナが流行している新常態の中で、デジタル転換は持続可能な発展をもたらすでしょう。コミュニティの健康を発展事業の中心に置き、生産経営の維持に取り組んでいます。また、人民の需要に応え、新たな製品を開発する方針です。さらに、企業の社会的責任を重視し、持続可能な発展戦略を作成し、経済、環境、社会を保護することが狙いです。」
2022年、ベトナム観光は2019年と比較して50%回復すると期待されています。NBTホールディングのグエン・バン・ビエン取締役会長はバオティン・トラベルという子会社を設立し、観光回復によるチャンスを掴むことが狙いであると明らかにしました。現時点でベトナムを訪れる外国人観光客やベトナムの経営市場の調査に来る投資家を受け入れるため、観光への投資を推進していく方針があると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現時点でコミュニティでの新型コロナの感染拡大の防止対策は企業の最も大きな関心事となっています。万一、疫病が感染拡大した場合、人々は旅行に行けません。また、国の指導者をはじめ、関係各省庁、部門は新型コロナの制圧を目指す適切な政策を講じる一方、観光回復のため、支援するよう希望します。これは、各経済分野の発展に弾みをつけるでしょう。」
経済専門家によりますと2022年、柔軟な対応ができる企業は多くのチャンスを活用することができるとしています。そのため、市場の需給の動向を見極めた上で、今年と向こう数年は、回復と発展に力を尽くさなければなりません。