国会選挙に対する有権者の願望


既にお伝えしましたように、今月22日、ベトナムの第14期国会と2016~2021年期における各レベルの人民評議会選挙が行われます。これは全国民の特別な関心を集めている政治的出来事です。そして、有権者らは今回の選挙に期待をかけています。


国会選挙に対する有権者の願望 - ảnh 1
今回の選挙のポスター

大多数の有権者らは、候補者の道徳や、才能を最も重要な要素と見なしており、才能と道徳を兼ね備えた人物を選出することを望んでいます。


候補者の行動計画に対する関心

ハノイ市バーディン区の有権者ディン・スアン・ゴイさんは、「国民の意見と願望を尊重する議員を選出することを希望している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「議員らは、国民と密接な関係を保ち、国民の意見を総括する能力を持つ人でなければなりません。これにより、議員らは自分の任務を果たすようになります。又、候補者は自分の行動計画を立てて、有権者に報告する必要があります。特に、その行動計画は曖昧ではなく、具体的な措置を出さなければなりません。」

一方、ハノイ市ドンダー区の有権者ファム・フイ・トゥさんは候補者の行動計画に特別な関心を寄せています。トゥさんの話です。

(テープ)

「候補者の能力を評定するために、彼らの行動計画を聞く必要があります。これを通じて、彼らは地元に何をしたいか、どのような措置をとるかなどが分かるようになります。また、候補者の以前の活動にも関心があります。同時に、候補者の道徳も重要です。我々の願望は、経済発展、政治安定、領土保全、汚職対策、民主性などです。」

また、有権者らは候補者の履歴、経歴にも関心を寄せています。ハノイ市タインスアン区の有権者ファム・バン・ティエムさんは、「候補者の履歴、経歴に関する情報を早期に提供する必要がある」との見方を示し、次のように語りました。

(テープ)

「各選挙区で、候補者に関する情報をできるだけ早く公表して欲しいです。これは、有権者が参考にして、候補者に関する理解を深めるためです。これを基礎に投票します。」


道徳と才能を兼ね備えた人物を選出

道徳と才能を兼ね備えた人物を選出することは有権者の共通の願望といえます。このため、投票は、国民としての権利であるだけでなく、重要な任務とも見られています。これに関し、ハノイ市タインチ県の有権者グエン・ディン・ラップさんは次ぎのように話しています。

(テープ)

「当選される議員らが責任感を高め、国の発展事業に貢献することを望んでいます。また、議員らは選挙戦で出された公約を履行しなければなりません。私たちは議員らの活動を監視します。」

選挙は公民権を行使する民主的活動です。選挙を通じて、国民は自らの役割を示します。これはベトナムの有権者の共通認識といえるでしょう。

 

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