22日、ベトナム全土で、第14期国会議員、及び、2016~2021年期における各レベルの人民評議会議員を選出するための投票が行われていました。これはベトナムの政治面における重要な出来事です。今日のこの時間はこの選挙に関する特集をお送りします。
投票日・ベトナムにおける民主主義を示す日
今回の投票に関して、ベトナム国民は民主的権利を施行するだけでなく、市民としての義務、及び、国に対する政治的責任を果たすことになります。有権者は投票行為を通じて、ベトナム共産党や政治体制に対する信念を示すものと言えます。
国会議員と各レベルの人民評議会議員を選出する投票は中央から地方まで各レベルにおける国家権力機関の構築に対し、全国民が国の主人公としての権利と意思を示す方法です。この投票に参加するのは人民の人民による人民のための政権作りにおける市民の基本的な権利です。有権者にとって、投票所に行くことは権利でありながらも、国に対する責任でもあります。
投票するは国の主人公としての権利を実現する
今回、ベトナム人民軍政治総局の元副主任であるファム・ホン・ク- ( Pham Hong Cu) 中将は14回目の投票を行ないました。ク中将は次のような感想を述べています。
(テープ)
「投票に行く度に、有権者一人ひとりが行政機関に自分を代表する人物を選ぶと共に、これらの候補者に多くの期待を寄せています。今後、領土を確立に守り、ドイモイ(刷新)事業を促進し、汚職浪費対策を強化することを望んでいます」
報道宣伝学院に在学している学生チャン・ティ・トウイ ( Tran Thi Thuy) さんは「投票に行くことは若者を始め、ベトナム人民が国の主人公としての権利を示すものである」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「投票に行くことは若者の権利であり、責任でもあります。そのため、青年たちは、人民の代表者としての任務を果たせる人物を選ばなければなりません。これは社会に対する青年の責任を表すものと言えます」
投票日における市民としての任務を果たす
国会議員と各レベルの人民評議会議員選出法を履行して、今回の選挙における立候補の権利と投票権が拡大されました。これにより、立候補者が増加する他、マスメディアを通じて、候補者と有権者との会合や選挙戦が重視されています。ホーチミン市トゥドウク地区タムフー区の有権者レ・バン・ブー( Le Van Vu) さんは次のように語りました。
(テープ)
「これまで幾度も国会議員と各レベルの人民評議会議員を選出する投票に参加しましたが、今回の選挙の前に行われた有権者と候補者との会合は順調です。これらの会合で有権者と候補者との質疑応答が行われました」
一方、国会の文化教育青少年・児童委員会のレ・ヌー・ティン( Le Nhu Tien) 副主任は次のように語りました。
(テープ)
「2013年の憲法は民主主義、自由権や政権作りにおける人民の直接的、かつ、間接的な権利を規定しました。投票に参加することにより、有権者は政権作りにおける自らの権利と義務を実現できるようになります」
立候補と選挙において民主性が発揮されることにより、有権者は国会と各レベルの人民評議会に勤める才能と道徳が兼ね備えた人物を選出することでしょう。これは人民の人民による人民のための法治国家の建設と完備の重要な基礎となることでしょう。