イエンバイ省におけるシナモン栽培


イエンバイ省におけるシナモン栽培 - ảnh 1

1970年代初めに、北部イエンバイ省バンイエン県の多くの地方では、シナモンの木を植える運動が幅広く展開されました。それ以来、シナモンの木は現地の数千世帯の生活改善に寄与する主要な植物となっています。

ビエン・ソン村ケロ村落に住むチェウ・テェン・バオさん一家には、20ヘクタールの土地にシナモンがあります。バオさん一家は、シナモンの木を育てるだけでなく、他の業者から、シナモンを買い取っています。この数年間、シナモンの価格と消費市場が安定している為、シナモンの経営は好調です。バオさんは次のように語っています。

(テープ)

「シナモンの木は経済的価値をもたらすことから、現地の全家庭が植樹しています。シナモンの木が長年にわたって、現地住民の生活に繋がっているので、シナモンを収穫したあとも、シナモンの木を再び栽培します。シナモンの木はを植えてから、住民の生活に余裕が出てくるようになりましたよ。」

一方、バンイエン県ダイソン村に住むダン・キム・タンさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「かつて、我が家は、稲作しかやっていなかったので、とても生活が大変でした。そこで、稲作からシナモン植樹に転作してから、食糧不足の状態から脱出しただけでなく、生活に余裕がでてくるようになりました。」

この数年、バンイエン県は、シナモンの木を経済発展において主力の植物として見なしており、県内の8つの村はシナモンの重点栽培地区となっています。シナモンの植樹面積の維持と品質向上を目指す為、現地行政府は、シナモン業者に高品質種子を提供します。バンイエン県における毎年の植林計画の中に、シナモン植樹面積は常に8割を占めています。ダイソン村人民委員会のホアン・バン・ミン副委員長は次のように語っています。

(テープ)

「行政府当局は、常に現地住民にシナモンの植樹を奨励しています。ダイソン村に住んでいる人口の7割はザオ族の人々です。かつて、稲作は経済的効果が低かったため、貧困世帯が半分を占めていました。その後、シナモンの木に転作したお陰で、貧困世帯は大きく減ってきました。現在、全ての家庭がシナモンの木を植えています。」

現在、バンイエン県は、シナモン植樹面積が4万ヘクタールを超え、全国で最大規模のシナモン植樹地域となっています。2011年に、バンイエン県のシナモンの木は、科学技術省・知的所有局から地理的表示登録証明書を発給されました。バンイエン県人民委員会のブ・クアン・ハイ委員長は次のように語っています。

(テープ)

「シナモンの木は経済的効果をもたらしています。そこで、私たちはシナモンの栽培面積の拡大を続行した上で、バンイエン県のシナモン商号作りに取り組んでいます。同時に、私たちはシナモンの樹皮の品質を向上させながら、市場のニーズに応えるため、シナモンからとれる精油の生産を集中的に行うこと。その他、中小企業などにもシナモンの木材を販売します。」

山間部バンイエン県のシナモンの木は、貧困解消に寄与するだけなく、荒地の緑化と生態環境の保護に繋がる主要な植樹となっています。

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