イエンバイ省の新農村作り

イエンバイ省はベトナム北部山岳地帯にある地方です。同省では3年がかりで稲作からゴムの木栽培へと転作しており、著しい成果を収め、国の貧困解消事業に寄与しています。

イエンバイ省の新農村作り - ảnh 1

2010 年、イエンバイ省の指導部はゴムの木栽培を展開しましたが2011年までに、土壌に合うゴムの木を見つけました。今ではイエンバイ省の農民にとってゴムの木は馴染み深いものとなっており、この木の栽培面積は全省に広がっています。特にザオ族、タイ族、カム族、ヌン族などの少数民族の農民およそ700人に対し雇用創出をしています。イエンバイ省、コクク村に住むルォンティチンさんは次のように語りました。

(テープ)

「今までの私の仕事は不安定でした。ゴムの木のおかげで、収入は安定しています。更に近代的な技術を学んでいます。私はこんな仕事が好きなので、このゴム会社で長く働きたいと思います」

ゴムの木はイエンバイ省農民の新しい生活をもたらしています。ションクエン村に住むサオ族のリティントさんの家族は以前、稲作に従事していたので、収入は非常に低かったです。しかしゴムの木栽培プロジェクトが展開されて以来、トさんは2ヘクタールの稲田からゴムの木栽培に転作しました。そのおかげで、毎月の彼の収益は3千5百万ドンになり、貧困状態から抜け出しました。トさんは次のように語りました

(テープ)

「故郷でのゴムの木栽培は経済面での高い効果をもたらしています。我々農民は仕事もあり、収益もあります。このやり方は地方当局と住民の力を生かすことができます。我が家もゴムの木保護作業を行っています」

一方、イエンバイ省バンチャン県人民委員会のレタインアイン副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「県の指導部はゴムの木栽培面積を広げる計画を立てる評議会を設立しました。また、この評議会はイエンバイ省ゴム生産会社と連携して、ゴムの木栽培向けの県内の土地面積を視察訪問しました。これまでに、県内の住民が農地を返す活動が効果的に実施されています」

ゴムの木はイエンバイ省の主な工業用作物となっており、今後数年間、同省のゴム生産会社はゴム液がとれるようになる見通しです。

イエンバイ省のゴム開拓プロジェクトは地方の多くの労働者に雇用創出をしており、貧困解消事業並びに新農村作り運動に積極的に寄与して、そして少数民族の人々の生活に新しい風をふみ込んでいくことでしょう。

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