中部高原地帯タイグェン地方にあるダクラク省は新農村作り運動を効果的に展開しています。同省は10年前省内の企業が各少数民族の住民と連携して、貧困解消事業を効果的に実施してきました。これにより、同省の住民の生活が著しく改善されました。その上、近年、省内では新農村作り運動が活発に行われており、インフラシステムが整備されました。
特に、新しい橋が開通し、地方の経済社会発展に大きく寄与してきます。2006年以降、この橋が開通したおかげで、リェンオン村の人々の往来は便利になりました。リェンオン村に住むアマ・トァンさんは次のように語りました。
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「わが村は省内の企業と姉妹関係にあります。ですから、その企業は常に村の人々の物心両面での生活に深い関心を寄せています。我々は党と政府の政策を把握した上で、農業技術を学び、農作物栽培と畜産に尽力しています」
極めて貧しい地方であるダクフォウ村は毎年、政府の援助を受けるだけでなく、「9月2日輸出入企業」と姉妹関係を構築しました。以前、この村の人々は食糧不足事態に陥っていましたので、森に生えた野菜を採りにいきましたが現在、彼らは農業生産をするようになりました。ダクフォウ村の幹部、トゥンさんは次のように語りました。
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「わが村の人々は企業と連携して、コーヒーや農作物の栽培と稲作を行っています。そのおかげで、村は貧困解消事業を完成し、社会秩序を確保しました。」
ダクラク省の住民と企業の緊密な連携により、同省の少数民族の人々の生活は向上するだけでなく農業機械化事業も促進させています。肥料生産株式企業「ビンテェン」社は40億ドンをエアナ村に援助したほか、農業技術に関する訓練コースを何回も開きました。エアナ村のピエク・エン・モン村長は次のように語りました。
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「村はその企業からの多くの支援を受けてきました。これにより、村の人々は肥料をローンで購入しました。また、電気配線、文化スポーツ施設も整備されました。更に、コーヒーとお茶の栽培に関する技術に関する複数のシンポジウムも開かれました。」
現在、ダクラク省には176社の中企業が、1300社の小企業がありますがその大多数は各村と姉妹関係にあります。ダクラク省大衆宣伝委員会のグェン・バン・ス副委員長は次のように語りました
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「省内の各企業は各村と姉妹関係を持つことで、新農村作り運動は多くの成果を収めています。今後、地方の持続可能な農業発展、社会秩序確保及び貧困率を2%にするという目標に向けて、省内の住民と企業は更に緊密に協力しあう必要があります」
この10年間、ダクラク省の住民は企業と緊密に連携して、新農村作り運動に積極的に寄与してきました。省内の各企業は800億ドンを各村に援助してきました。こうした成果は国の経済社会発展事業並びに民族の大団結作りに大きな力となることでしょう。