チエンソム村を変化させた「コミュニティ・ベースド・ツーリズム」

(VOVWORLD) -北部ソンラ(SonLa)省ソンラ市の中心地から3キロ離れた所にあるチエンソム(Chieng Xom)村には、6つの少数民族が共存していますが、その中でもタイ族が約9割を占めています。
チエンソム村を変化させた「コミュニティ・ベースド・ツーリズム」 - ảnh 1

現地住民は、長年にわたって、栽培と畜産で生計を立てたため、山の麓に多くの青々とした田畑が並んでいます。それに、長年の民族文化と住民の親しみやすさという要素は、コミュニティ・ベースド・ツーリズムの発展のための理想的な条件を作り出しています。現在、この村は、新たな経済発展モデルと見なされるコミュニティ・ベースド・ツーリズムの発展に力を入れています。

チエンソム村人民委員会のレオ・バン・フォン副委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「コミュニティ・ベースド・ツーリズムを効果的に実現し、数多くの観光客を誘致するために、近日中に、村の行政当局は引き続き、住民たちに、地元の潜在力を活用するよう宣伝します。その一方で、手織などの伝統的職業、祭り、民族スポーツなどを復旧させます。」

チエンソム村のフム(Hum)村落では、かつて、住民は主にトウモロコシと、稲作を栽培しましたが、収入がとても低いため、困難な生活を送っていました。地形や気候などのメリットに恵まれたフム村落は、2012年に、コミュニティ・ベースド・ツーリズムを発展させる場所として選ばれました。それ以来、村全体が、すっかり好転し、村人の生活は改善されつつあります。

チエンソム村を変化させた「コミュニティ・ベースド・ツーリズム」 - ảnh 2

たとえば、村人のフォンさん一家の場合、ホームステイを営むため2017年に、銀行の低金利貸付を利用して、既成の高床式の家を改修し、必要な設備を投入するなど、農作物の栽培から果物の栽培に転換させました。

フォンさんは次のように明らかにしています。

(テープ)

「前、農作業をするのは、大変でした。でも、ホームステイを始めてから、収入が以前より増え、楽になってきましたよ。」

一方、もう一人の村人であるチヤウさん一家は、2017年に、コミュニティ・ベースド・ツーリズムを行うことにして、ホームステイの投資に力を入れました。チヤウさんの話です。

(テープ)

「我が家は、コミュニティ・ベースド・ツーリズムの発展に、積極的に参加しています。数多くの観光客を魅了するために、現地住民と共に家の周り、村全体に植物や花の栽培などをしたりして、旅行サービスの質向上を図ったりしています。」

コミュニティ・ベースド・ツーリズムは、チエンソム村の住民の文化的精神的生活の改善に寄与しています。村の変化に満足している村人は、引き続き、素敵な生活作りの為、い互いに団結して取り組んでいます。

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