トゥエンクァン省はベトナム北部山岳地帯にある地方です。この省では昔から お茶栽培産業でよく知られてきます。特にトゥエンクァン省ハムイエン県のお茶は国内各地はもとよりです、多くの国にも輸出されています。
お茶のおかげで、ハムイエン県の農民たちは豊かな生活を送れるようになっています。2013年以来、トゥエンクァン省はVIETGAP(Vietnamese Goods Agricultural Practices)と呼ばれるベトナム安全農産物生産プロジェクトを展開してきます。このプロジェクトの枠内で、農民30世帯は16ヘクタールの面積でお茶生産組合を構成します。
ロアンさんの家庭もそのお茶生産組合の一員で、お茶生産工場が彼の家に置かれます。お茶生産プロセスはVietGAPの基準に沿って行われなければなりません。ロアンさんは次のように語りました。
(テープ)
「上質なお茶を生産するため、我々はVIETGAPの基準を厳格に遵守しなければなりません。とりあえず、お茶の品種や水資源、土質をきちんと選びました。そのほか、お茶の加工は食品安全の衛生を確保する必要があります」
また、トゥエンクァン省、タンタイン村、ランバット村落に住むフム・ティ・フォンさんの家庭はこの3年間、無農薬のお茶づくりを行ってきました。その上、彼女はVietGAPプログラムの訓練コースに参加したので、お茶栽培加工技術に関する様々な情報を身につけました。これにより、フム・ティ・フォンさんは2階建の家を造りました。
VIETGAPの基準を満たしたトゥエンクァン省のお茶は多くの地方でよく知られており、大量に出荷されています。現在のお茶は1キロ当たりの3万から5万ドンです。フォンさんの年収は平均で15億ドンに達します。フォンさんは次のように語りました。
(テープ)
「以前のお茶生産加工は現在と比べて厳しくなかったです。無農薬お茶を生産した以来、収益はずっと高いです」
お茶はトゥエンクァン省の主要な作物です。特にハムイエン県の農民は質がよいお茶品種を選んで、環境保護と食品安全確保に向けての措置をとっています。ハムイエン県人民委員会のノン・フィ・トゥン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「お茶はわが地方の主要な作物です。VIETGAP基準を満したお茶栽培加工は極めて重要です。特に、バッニャ村のお茶の味はすばらしく、多くの国で愛好されて、よく飲まれています。我々お茶生産組合はVIETGAP基準に沿う新たなお茶生産モデルを作成しました。」
ベトナム農民はVIETGAP基準を満たした茶生産事業に積極的に参加しており、持続可能な発展事業並びに新農村作り運動に大きく寄与していることでしょう。