(VOVWORLD) -30年かかって、ニントアン省の交通ネットワークは少しずつ整備され、省内の至る所に近代的な道が建設されるようになりました。
1992年4月1日は、ニントアン省にとって重要な意義を持つ歴史的節目の日です。当時、ニントアン省は、ファンラン・タップチャム町、ニンソン県、ニンハイ県、ニンフォック県から構成されていました。その後、ニントアン省は大きく変化し、全国でも顕著な経済成長のあった地方となっています。
ニントアン省が誕生した1992年当時、同省の交通システムには様々な困難がありました。省の中心地や市街地に至るまでの道路はとても質が悪かったです。さらに、僻地や少数民族居住地へ行くのは本当に大変で、交通手段は主に自転車でした。そのため、商品の売買も不自由で、住民生活は多くの困難がありました。しかし、30年かかって、ニントアン省の交通ネットワークは少しずつ整備され、省内の至る所に近代的な道が建設されるようになりました。これによって、ニントアン省と他の地方との往来は容易になり、生産や流通が円滑に行われるようになっています。住民の生活も改善され、同省の社会経済開発目標の達成に貢献してきました。特に、2011年～2020年に、ニントアン省は急速かつ持続的に発展してきました。この3年間、新型コロナウイルス感染症の影響にもかかわらず、同省のGDP=国内総生産の伸び率は、全国の上位グループに入っています。
ニントアン省計画投資局のチュオン・バン・ティエン副局長は次のように明らかにしました。
（テープ）
「ニントアン省は、省レベルの競争力指数の上昇、社会経済開発目標の達成を目指して一連の方策を講じてきました。2021年～2030年期の土地区画整理事業を完成させました。これは、重点建設プロジェクトの実施、投資プロジェクトの誘致に役立つとされています。さらに、ニントアン省は、港湾交通インフラ整備、工業団地インフラ整備を集中的に行っています。同時に、行政手続きの簡素化に向けてデジタルトランスフォーメーション、 情報技術の応用を促しています」
 写真提供：Thúc Trình/ VNExpress |
ニントアン省を訪れると、その発展ぶりを目にすることが出来ます。かつても荒地だった丘には風力と太陽光発電施設が設置されています。ニントアン省は、国内で最も多くの再生可能エネルギー投資プロジェクトを実施した地方の一つです。2020年と2021年の2年間で、ニントアン省では、再生可能エネルギーに関する49件の投資プロジェクトが実施され、その中の43件が稼動しています。
ニントアン省商工局のダオ・バン・ロット副局長は次のように明らかにしました。
（テープ）
「ニントアン省は、国内の再生可能エネルギー開発の中心地になるよう、2025年までに再生可能エネルギーの発電能力を約6500MW、2030年までに、累計能力を11800MWにするように取り組んでいます。この目標を達成するために、ニントアン省は、再生可能エネルギーの開発、地元の潜在力とメリットの活用、インフラ整備を集中的に行う方針です」
105kmにおよぶ海岸線を持つニントアン省は、ベトナムの有名な観光スポットの一つでもあります。同省には、国際級の豪華なリゾート、豊かな天然資源、および複数の有名な景勝地があります。例えば、ヌイチュア国立公園はユネスコから世界生物圏保護区として認定されました。ビンヒー湾はベトナムで最も美しい 8 箇所の湾の 1 つとなっています。一方で、現地に住むチャム族の文化芸術もとてもユニークです。ニントアン省は、これらのメリットを活用して、サボテン、白い砂として知られていたこの土地を国内外の観光客の魅力的な観光地として発展させてきました。
ニントアン省人民委員会のチャン・コック・ナム委員長は次のように明らかにしました。
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「ニントアン省は、高級観光地建設プロジェクトへの投資家の誘致政策を発表しました。これまでに実施された特別政策により、複数の投資家を誘致しています。今後も、投資環境の改善を継続する精神で、再生可能エネルギー、観光、ハイテク農業などに関する具体的な政策を作成し続ける方針です」
2050年を見据えた2021年～2030年期のニントアン省の土地区画整理は、「特筆すべき価値のあるニントアン」というスローガンを掲げています。2025年までニントアン省は周辺地域とベトナム全国でもかなり発達する地方になり、再生可能エネルギー、クリーンエネルギーの開発中心地となり、2030年までに、平均所得が上位中所得グループに属する地方になり、2050年までに、国内の他の地方より経済の多様化によって繁栄し、高レベルの発展、およびグリーンと暮らしやすい環境、持続可能な開発の達成を目指しています。