ニンビン省はハノイから約100キロ南下したベトナム北部のホン川デルタ地域にあり、新農村作り運動に積極的に参加しています。特に同省のイエンカイン県、カインティエン村は2014年の新農村作り運動のモデルとなっています。この村と結ぶ道路が舗装され、住民の生活が著しく改善されています。一人あたり年収は2千5百万ドンにのぼっています。

ニンビン省の地方と比べ、カインティエン村の農地面積は少ないので農業生産のほか、伝統的職業やサービス業が非常に発展しています。特に、近年、この村の40世帯は麺類加工という仕事に従事しており、年収は数千万ドンにのぼっています。麺加工工場のグェンバンゴーン工場長は次のように語りました。

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「我が家は長年、麺加工をしてきましたが近年、近代的な技術を導入したので、加工時間を節約されました。以前は3時間半かかったのが今は1時間だけです。」

カインティエン村の人々は伝統的専門職業やサービス業を発展させていることにより、住民生活レベルは徐々に向上しています。2014年、この村の一人当たり収入は2千7百万ドンに達し、貧困率は２，５％にまで低下しました。社会福祉政策が確保されており、全ての学校は国家基準を満たすようになりました。医療保険に加入した村の人数は７０％にのぼっており、村の医療所で健康診断を受けた人数は100％に達しました。カインティエン村に住むグェンスァントゥアンさんは次のように語りました。

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「わが村は新農村作り運動に参加してから、大きな変貌を見せています。新農村作り運動は村に新風を吹き込んでいます。電気網、交通網、学校、医療所などがきちんと整備されました。特にサン市場が建設されました。村の経済社会発展事業は大きな成果を収めました」

カインティエン村の行政当局は極めてインフラ整備事業を重視しています。政府は村のインフラ整備に800億ドンを支援するほか、村の全ての家庭も現金を集めながら、自分の土地を自発的に提供しました。現在、村と結ぶ24キロの道路が綺麗に舗装されました。

カインティエン村は新農村作り運動を開始してからの3年間、１９の目標を達成し、ニンビン省の代表的モデルとなっています。カインティエン村人民委員会のファムミンサイン委員長は新農村作り運動はベトナム政府の長期的な戦略である。2014－2020年期における新農村作り目標を達成するため、村の指導部と住民は是全力を挙げて取り組んでいると明らかにしました。

サイン委員長は次のように語りました。

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「わが村は新農村作りに関する全ての目標を完成しましたがこの運動を長期的に維持したいと思います。例えば、村の道路が舗装されましたが、この道路のメンテナンス作業も重要です。また、農民の収入は今、かなり高いが、今後、その収入をもっと高くする予定です」

達成した成果に満足していないカインティエン村の指導部は彼らの故郷をベトナムの代表的モデルにするという目標を掲げて全力をあげて取り組んでゆくことでしょう。