(VOVWORLD) -11月8日から14日にかけて、ハノイ市ハドン区バンフック村で、「バンフック・1千年の歴史を誇るシルク」をテーマにしたバンフック職業村の文化・観光・貿易ウィークが開催されています。今年で3回目となるこのイベントは、かつてから最大規模で行われました。
バンフック村は、1千年あまりの歴史を持つ有名なシルク村として知られています。バンフック村のシルクは、蚕の繭からとった糸で作られ、繊細な模様が施されています。
今回のイベントでは、120の展示ブースが設けられ、その中でも、北部にある20の職業村のブースも出展されています。バンフック職業村協会のファム・カック・ハー会長は次のように明らかにしています。
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「バンフック職業村の文化・観光・貿易ウィークの一環で、文芸公演や、バンフック村のシルク紹介、村にあるホーチミン主席記念館、バンフック祠、神社、お寺の幾つかの遺跡の見学など様々な活動が行われています。これらは、参観者を満足させることが狙いです。」
一方、シルク生産工場のオーナーの一人の話です。
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「このイベントに参加する人々は、シルクの生産工程を体験することができます。この体験モデルは、バンフック職業村をPRするチャンスとなります。今なお、シルクの生産は主に手作業で行われています。手織り機は、一日2~4メートルのシルクを織り上げます。」
1週間にわたって開催中のこのイベントでは、水上人形劇、民謡『クアンホー』と『チャウバン』の演奏、民間遊戯、民族衣装アオザイショー、観賞用植物や骨董品の展示会なども行われています。
ハノイ市に住む参観者の話です。
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「私は、このイベントに参加しながら、シルクを買いたいのです。バンフック村のシルクは、高品質で、種類とデザインが豊富ですね。」
バンフック職業村の文化・観光・貿易ウィークを通して、実行委員会はシルク村の広範なPRを目指しています。ベトナム職業村協会のリュウ・ズイ・ザン会長は次のように語っています。
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「私たちは、バンフック村に、定期市場を開く予定です。この定期市場に参加する人々は、多様なシルク製品を購入する他、美味しい料理や、民間遊戯、シルク生産職人との交流など様々な活動を体験することが出来ます。」
バンフック職業村の文化・観光・貿易ウィークはバンフックシルク村のPRに寄与するだけでなく、ハノイ市の伝統的職業村の貿易観光振興活動を推進することになっています。