効果的なサプライ・チェーン向けの農業生産協同組合と企業による連携モデル

現在、ベトナム国内の農業生産協同組合は1万ですが効果的な活動を行なっている農業生産協同組合は40%程度です。先頃、行われた農業生産協同組合法実施状況の総括会議で、農業生産協同組合の役割を向上させるため、効果的なサプライ・チェーンを作り出すための農業生産協同組合と企業による連携モデルを強化する必要があるとの多くの意見が出されました。

効果的なサプライ・チェーン向けの農業生産協同組合と企業による連携モデル - ảnh 1
(写真:イエンバイ電子情報ポータル)

北部イエンバイ省、チャンイエン県、キエンタイン村では農地面積が8・8ヘクタールですが丘陵面積が大多数を占めています。ですから、現地の農民は竹の子を栽培しています。キエンタイン農業生産協同組合は県内の企業イエンタイン社と連携して、竹の子の栽培、加工、輸出というサプライ・チェーンを作りました。2015年以来、キエンタイン農業生産協同組合は村の竹の子生産量90%を購入し、その収益は年平均60億ドンに達しています。現在、この農業生産協同組合の会員総数は30人で、会員一人当たり月収は350万ドン(約1万7千円)にのぼっています。キエンタイン農業生産協同組合のチャン・ゴク・ス会長は次のように語りました

(テープ)

「我々はイエンタイン社と連携して以来、竹の子の値段は高くなっています。輸出用竹の子は経済的価値があるので私の収入も高くなっています。前は1ヘクタールあたり収益は2千万ドンないし3千万ドンでしたが現在の収益は4千万ドンないし5千万ドンになっています」

また、チャンイエン県にある有限会社フンティン社はチュォンスァン農業生産協同組合と連携して、タンフォン農業生産協同組合及びキエントァン農業生産協同組合と連携して、VietGAPという農業生産管理基準に従って、お茶の栽培、加工、輸出活動を行なっています。現地の農民は茶栽培技術に関する訓練コースに積極的に参加しています。有限会社フンティン社のトゥ・ドク・トァン社長は次のように語りました

(テープ)

「我々は2002年から、農業生産協同組合と連携しましたが2015年5月までにお茶栽培、加工、輸出というサプライ・チェーンを形成しました。わが社と農業生産協同組合との連携は著しい成果を収めています。農民の作った茶製品はVietGAPという農業生産管理基準に従って生産されるので、品質は高いです。さらに農民らはお茶の丘を綺麗に整えて、良い肥料を使っています」

イエンバイ省の行政当局は農業生産協同組合に対する優遇政策をとっており、特に効果的なサプライチェーン作りに向けての政策が積極的に実施されています。ベトナムが国際社会への参入の流れに乗っている中で農産物輸出要求は徐々に大きくなっています。ですから、農業生産協同組合と企業による連携は極めて重要です。ベトナム農業生産協同組合連盟のボ・キム・ク議長は農業生産協同組合と企業による連携モデルを作るため、とりあえず、農業生産協同組合の優秀な会長を要するほか、農産物の質的な向上を行なう必要があるとの見解を示しました。ボ・キム・ク議長は次のように語りました

(テープ)

「我々は各農業生産協同組合の協力を強化するとともに、農業生産協同組合の幹部の責任感を高めるよう希望しています。さらに、我々は企業と契約書を結んで、契約書の各項目を厳格に遵守しなければなりません。長期的な発展に向けて、企業と平等な条件を作り出すことは我々の任務です。」

現在、農業生産協同組合に関する政策が効果的に実施されていますが今後も効果的なサプライ・チェーン向けの農業生産協同組合と企業による連携モデルは国の経済発展事業に大きく寄与してゆくことでしょう。

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