南部バクリエウ省フォックロン県での道路のコンクリート化工事
この5年間に「高齢者・生の手本」という運動が行なわれて以来、全国の高齢者は家庭内や親戚に農村部の交通道路や福祉施設の建設の為に約3千億ドンの寄付と5百平方メートルの土地の提供を働きかけました。
中部ゲアン省ナムダン県キムリエン村に住むチャン・タット・コンお爺さんは家庭内のみならず、周辺人々にとって優れた手本であると誇っています。コンさんの話によりますと、現地での新農村作り運動に応えて、周辺の人々にこの運動への参加を呼びかけました。その結果、2014年に、村内の道はコンクリート化されるようになり、多くの福祉施設が建設されました。コンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私たちは高齢者なので、新農村作り運動への参加を言行一致としてとらえ働きかけました。我が家は余裕ある生活ではないけれども、村人も先駆けて、道路のコンクリート化のために、60万ドン、及び新農村作りに20万ドンを寄付しました。そうすると、殆どの村人が私のマネをしました。大きな道路が出たお陰で、地域住民の往来は便利になっています。」
一方、クアンガイ省ソンティン県ティンチャ村フタン村落に住むファンアットお爺さんは居住地の文化会館や交通道路の建設に自分の土地2千平方メートルを提供しました。アットさんは次のように語りました。
(テープ)
「中学校の建設に提供したのは林業用の樹木がある土地ですが、文化会館の建設に提供したのは作物の土地でした。私は長い間、村長を務めていますが、村人が利用する文化会館らしい施設は一つも無かったので、自発的に自分の土地と資金を提供する事にしました。故郷の発展に少しでも役に立ちたいのです。」
新農村作り運動に寄与してきた全国各地の高齢者の貢献について、ベトナム高齢者協会のク・ティ・ハウ会長は「あらゆる分野において、高齢者は家庭と社会共同体に積極的な役割を示している。」と強調し次のように語りました。
(テープ)
「今後、ベトナム高齢者協会は高齢者を介護し、高齢者の役割を生かすため、強固な高齢者協会作りに集中します。私たちは、高齢者の行動月間という計画を施行します。これは、同協会の諸活動における社会化活動を示すものです。その次に、「高齢者に明るい瞳を」、「新農村作りに参加する高齢者」などのプログラムを継続します。」
新農村作りに関する国家プログラムは、ベトナム農村部の変貌に寄与しています。それは、高齢者の積極的な貢献と社会参加に依拠するものでしょう。