(VOVWORLD) -全国各地に先駆けて、新農村建設を実現したハノイ市は、引き続き高度新農村と新農村モデルの建設に注力しています。
ハノイ市は、政治システム全体と社会全体を結集して、強い決意で新農村建設運動を進めてきました。この運動を実施してから10年で、ハノイ市は複数の着実な成果を収めました。多くの農村部では、生活に必要なインフラが整備されるほか、住民の生活が改善、向上されつつあります。
現在、ハノイ市にある18の県、町のうち、12の県、町が、新農村の基準を満たしています。そのほか47の村が高度新農村、5つの村が新農村モデルと認められています。
リエンハ村の一角(Lâm Nguyễn撮影)
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ダンフォン県リエンハ村に住むチャン・バン・ソンさんは、「2021年に、リエンハ村はハノイ市の新農村モデルして認定された5つの村の一つとなり、一人当たりの年収は7500万ドン、約38万円を超えている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「この村が、新農村モデルとして認められてから、村の外観が美しくなり、道路が舗装されるようになりました。以前の生活は大変でしたが、現在は、著しく改善され子どもたちは前よりも勉強ができるようになりましたよ」
ハノイ市内の多くの機関や、団体、市民らは「全ての市民は新農村と近代的な都市の建設に力を注ごう」という運動に積極的に参加しています。ハノイ市の多くの農村部は、農作業を機械化させ、農業生産に先進的な科学技術を導入したほか、農産物の生産と消費のバリューチェーンを構築しています。
ハノイ市農民協会のファム・ハイ・ホア会長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ハノイ市の農民らは、好意工夫を凝らして、新農村建設運動を効果的に実施しました。特に、農村部でのインフラ整備、例えば道路建設や拡張に、住民たちは土地を自発的に提供しました。現在、ハノイ市は、農民に効果的な経済モデルを構築するよう奨励しています」
現在、ハノイ市内は、およそ164か所でスマート農業生産モデルを導入しています。2022年、ハノイ市農民協会は、「農民が新農村と近代的な都市の建設に励もう」という運動の推進とともに、農業開発、新農村建設、農民の生活向上に関するプログラムを実施する方針です。
ハノイ市党委員会のグエン・ティ・トウエン副委員長は次のように語っています。
(テープ)
「ハノイ市の全ての村が新農村の基準を満たしたため、今後は、高度な新農村と新農村モデルの建設に注力する方針です。ハノイ市は、農民の生活向上と経済発展を目指し、農業経済の構造転換を集中的に行います。農業部門の成長率が2.5%~3%に達するよう取り組んでいます。」
ハノイ市は、2022年中に、さらに25の村が高度新農村、15の村が新農村モデル、2つの県が新農村として認められるように取り組んでいます。このほか、2025年までに、全ての県が新農村、20%の県が高度農村になるという目標を設定しています。