北部イエンバイ省の農民たちは、荒地の緑化を目指すため、毎年新に1万5千ヘクタール植林することにより、同省は国内で植林面積が最も高い地方となっています。森林は清潔な空気をもたらすだけでなく、現地住民の高い収入を与えています。
イエンバイ省イエンビン県ブリン村に住むハ・ティ・リエンさんは次のように語っています。
(テープ)
「植林には多くの利点があります。それは先ず、荒地の緑化。次は、農民の収入が年々増加するようになったということです。収入が高くなると、生活に余裕がでてくるようになることから、みな、森林の緑化に励んでいます。」
リエンさんの話のように、この数年、イエンバイ省の農民たちは、植林による利益を良く認識した上で、植林に夢中になっています。一年を通して、気候が順調で穏やかな地方では、住民は木材生産量を増加させる為に、連作を行っています。逆に、雨量が少ない地方では、植林シーズンになると、各県や各村の植林技術担当幹部は、苗木、土の手入れ、田植え、森林の手入れなどの方法を住民に指導してきます。
イエンビン県人民委員会のグェン・ドク・デェン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「イエンビン県は、交通、土壌、そして木材の消費など森林開発に見合う多くの条件に恵まれています。そこで、住民の植林に関する認識は高まるようになりました。毎年初めに、イエンビン県は木材開拓の計画を立てて、植林の面積を計算します。その他、種子を準備したりします。次は、植林業者を補助するということです。」
現在、イエンバイ省では、森林面積はおよそ42万ヘクタールに上っています。森林の割合は61.2%を超え、増加の傾向にあります。イエンバイ省林業支局のキエウ・トウ・ザン支局長は次のように語っています。
(テープ)
「林業の生産工程では、種子は重要な要素の一つであることを認識して、私たちは現地の土壌に見合った種子だけを使用しています。農業農村開発省と植物保護局の輸入リストに入らず、現地の土壌に合わない種子の場合は絶対に使いません。」
今年の春も、イエンバイ省の農民たちは、新たな植樹の季節に入っています。