この57年間における非同盟運動の活力

 
(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、5日と6日の両日、アゼルバイジャンのバクーで、非同盟諸国の第18回閣僚級会合が開催され、加盟69カ国や、非同盟運 動のオブザーバー、国際組織の代表らが参加しました。ベトナムからは、ダン・ディン・クイ外務次官率いる代表団が出席しました。

非同盟運動は、団結・統一の強化や、公平かつ民主的な世界づくり、発展途上諸国の利益確保などに積極的な役割を果たすとともに、創立されてからこの57年間に収められてきた成果を発揮させ、国連の大規模な活動などにも積極的に貢献しています。

この57年間における非同盟運動の活力 - ảnh 1             (写真:petrotimes.vn)

この57年間、非同盟運動は絶え間なく発展してきました。加盟緒国は、国連加盟国の3分の2を、そして、世界人口の55%を占めています。非同盟運動は、それぞれの加盟国の問題を解決するだけでなく、国際問題解決にも役立っています。

しかし、デジタル時代に入ってから、非同盟諸国は多くの試練に直面しています。最も大きな問題は加盟諸国間の連携強化と見られています。また、グローバル化が進められている中、加盟諸国は同時に複数の相手と協力関係を結んでいます。したがって、非同盟運動への圧力と競争が高まっています。

こうした中、非同盟諸国間の団結・連携の強化は差し迫った問題となっています。第18回閣僚級会合で、非同盟運動議長国ベネズエラの代表は、加盟諸国に対し、発展途上諸国の利益を確保するために団結・連携を強化していくよう呼びかけました。

会議では、閣僚らの文書が採択され、その中で、国際問題や、国際法に従う紛争の平和的解決、ASEAN共同体構築、ASEANの中核的役割の維持、領海紛争の平和的解決、キューバに対する経済制裁の撤廃、パレスチナ人の正当な権利保護などに関する非同盟諸国の立場を明記しました。

世界情勢が複雑に推移している中、非同盟諸国はいずれも、今後も、非同盟運動が発展し、自らの地位を高め、その活力を発揮させていくことを期待しています。

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