(VOVWORLD) - この10年間、南部沿海キェンザン省は海洋経済戦略を実施していますが、これまで、省内の海洋経済は全面的に発展し、経済構造転換に積極的に貢献しています。2011~2015年期に、同省の海洋経済は成長率が11・4%に達し、省内のGDPの73・3%を占めています。
近年、キェンザン省キェンハイ県は海洋経済発展事業で多大な成果を収めてきました。観光とサービス業は同県のメリットとなっています。現在、県内のゲストハウスとホテルの数は合わせて173か所となっています。
フークオク島 |
今年1月から9月末までキェンハイ島を訪れた観光客の数は23万人を超えています。キェンハイ県人民委員会のフィン・ホアン・ソン委員長は次のように明らかにしています。
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「わが県は2020年までのプランを立案しました。その中で、土地区画整理があります。また、観光発展に関するマスタープランも立案されました。これらのプランは100年後のビジョンがあります。」
一方、水産物養殖・生産・加工・輸出もキェンザン省のメリットとなっています。近年、同省は水産物開拓を資源保護と結び付けて行っています。また、水産物に関連する製品の多様化にも力を入れています。2017年、同省の水産物輸出額は4億7000万ドルに達しました。
こうした中、同省は、沿海地帯における交通インフラ整備や、水利施設と港湾システムの拡張、医療施設と教育施設の建設を進めています。これらの活動も海洋経済発展に役立っています。フークオク島人民委員会のマイ・バン・フィン委員長は次のように明らかにしました。
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「キェンザン省人民委員会は、フークオク島に多くの財源を調達しています。特に、貿易とサービス業の発展を目指すインフラ整備事業です。したがって、県内の経済は迅速に発展しています。4年前と比べ、その成長率は40%を超えています。また、貧困率は12%から1%に低下しました。」
他方、海洋観光は、キェンザン省の先端経済部門となっています。最近、休養観光や、エコツアー、文化体験ツアー、冒険観光など様々なサービスが提供されています。同省は、観光サービスの多様化を目指し、伝統職業村の発展にも力を入れています。
その結果、キェンザン省の観光の収益が急増しています。統計によりますと、今年1月から9月末までのキェンザン省の観光部門の収益額はおよそ4兆7000億ドン(およそ235億円)に達しています。省内の観光への投資プロジェクトの件数は294件に上っています。