(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、19日、北部山間部ハザン省ホアンスフィ県で開催中の棚田遺産観光文化ウィークの枠内で、ベトナム茶協会は、「ティーマスターカップベトナム2019(Tea Masters Cup Vietnam)」を開催しました。実行委員会は、このイベントを通して、ホアンスフィ県を始めとするハーザン省のお茶をPRすることが狙いだとしています。
ティーマスターカップは、世界で最も広い茶畑の面積をもつロシアが推進したものです。これまで、7回にわたり多くの国で行われてきましたが、ベトナムで開催されるのはは4回目となっています。このイベントには、国内各地から24人が参加し、お茶の入れ方、お茶に合わせる食べ物、お茶の試飲、お茶のカクテルという4種目で競い合いました。
「お茶の入れ方」種目で、選手らは2種類のお茶を入れる必要があり、その中の1つは実行委員会が指定したもの、1つは選手が自分で選んだものです。特に、「お茶の試飲」種目で、選手らは複数の種類のお茶を区別しなければなりませんでした。優勝者はティーマスターカップ世界大会にエントリーします。ベトナム茶協会のグエン・ティ・アイン・ホン副会長は次のように明らかにしました。
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「今年の規模は、今までの中で最大となっています。参加者数も、企業数も、審査員数も最も多いです。私たちは北部山岳地帯ハザン省独特のシャントゥエット(Shan tuyet)というお茶のほか、この地方の最もおいしい原材料を使いました。」
一方、中部高原地帯テイグエン地方のダラット市の代表として大会にエントリーした選手フィン・ヒュ・ズイさんは次のように話しています。
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「大会に参加して、ほかの職人と交流し、経験を学びたいのです。特に、ベトナムのお茶の価値を顕彰し、世界各国に紹介することも望んでいます。」
他方、ハザン省フィンホ協同生産組合の代表としてエントリーした選手リ・ムイ・ムオンさんは次のように明らかにしました。
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「大会を通じて、全国各地の代表の経験を学ぶことができました。これらはとても貴重なものですね。一方、ハザン省ホアンスフィ県の特産品『シャントゥエット茶』をほかの人々に紹介できて、うれしく思います。」
ホアンスフィ県は茶栽培面積が4600ヘクタールに上っています。年平均1万3000トンのお茶を生産しています。こうした中、今回のティーマスターカップは同県をはじめハザン省のイメージのPRに貢献すると評されています。