(VOVWORLD) -旧正月のテト休みが明けた2月7日に、全国各地では、生産活動が活気に溢れています。特に、この数日間、空港は大勢の乗客で賑やかになっています。
観光スポットを擁する大都市や、地方にある空港では賑やかな雰囲気が再び出現しています。6日だけにも、南部ホーチミン市のタンソンニャット国際空港を利用した乗降客数は、延べ102万人に上り、年初以来最高となっています。
また、1月30日から2月5日まで、中部のダナン市、フエ市、ビンディン省、クアンビン省などでは、ベトナムエアラインは約14万人を乗せる1000あまりの航空便を運航させました。
ベトナムエアライン中部地域副担当者のレ・チ・クアンさんによりますと、現在、国内線の運航再開の割合は前と比べ7割に達したということです。クアンさんは次のように語りました。
(テープ)
「この数日間、ホーチミン市や、ハノイ、ダナン市にある国際空港は、大勢の乗降客で賑やかになっています。このような雰囲気を見て、私たちはとても嬉しいです。これは、航空輸送部門を始めとする観光部門にとって明るい兆しになるでしょう。」
航空輸送分野だけでなく、各企業の生産状況も前向きな兆しを見せています。計画投資省によりますと、2022年1月に、新に設立された企業数と営業を再開した企業の割合は、昨年同期と比べそれぞれ28.9%と194%増となり、過去最高となっています。全国各地の企業は生産経営活動の促進に努力しています。南部ビンズオン省における数百社の外資系企業、そして、中部ダアン市にある工業団地や輸出加工区のおよそ9割の企業では稼働率が100%に達しています。
その一方で、労働傷病軍人社会事業省によりますと、労働市場も再び活気に満ちています。
このような前向きな成果を収めたのは、ベトナムが、社会経済の回復と発展プログラムや、2022年の社会経済発展計画と国家予算に関する決議1号、経営環境の改善、国家競争力向上に向けた主要任務と方策の遂行に関する決議2号を早期に展開したことによるものがあります。
中央経済管理研究所に属する経営環境と競争力研究委員会のグエン・ミン・タオ委員長によりますと、ベトナムが「新型コロナの感染症例ゼロ」から「柔軟かつ安全な対応、効果的な疫病の抑制」へとシフトすることや、財政・金融政策を実施したことは、各企業の早急な回復に貢献しているということです。
社会経済状況は前向きに変化しています。これは、ベトナムの経済が早期に回復し、確実に発展していることを示す喜ばしい兆しとなっています。