(VOVWORLD) - 今日8月19日はベトナムの「八月革命」の勝利74周年記念日です。この革命の教訓、意義は国家統一事業だけでなく、ドイモイ刷新事業にも示され、国際社会におけるベトナム地位向上に貢献してきました。また、この革命は約80年あまりにわたったフランス植民地主義者の支配に終止符を打ち、封建制度を転覆させ、ベトナム民主共和国の誕生へと導きました。
貴重な経験
「八月革命」は、愛国主義の発揮や民族統一団結戦線の設立、民族の解放、祖国の独立、自由を勝ち取るための人民各層の結集などに関する貴重な教訓を残しています。また、革命事業の要求に応えるための革命勢力を整え、総蜂起を準備すること。状況を把握して、チャンスを活用すること。幹部、党員、人民各層の創意工夫、主体性、自力自強の精神を発揮することに関する教訓もあります。
さらに、あらゆる状況においても民族独立と社会主義を連立させる目標を堅持し、総合的力を時代の力と結合させるという「八月革命」の教訓を生かして、刷新と国際参入を進める必要があります。
刷新事業に8月革命の精神を発揮
この74年間、特にドイモイ刷新事業が開始されてからこの30年余りに収めた成果は「八月革命」の勝利とヴェトナム民主共和国の創立を起源としたものであるとしています。
この30年あまり、ベトナムは人口の9割が農業に従事するという立ち遅れた経済状況から脱出し、工業化現代化事業を実施し、経済社会インフラ整備を進め、迅速な発展を遂げてきました。また、経済構造の移行が各経済セクターの潜在力の活用に沿って推進され、重点的な経済地域が設立されました。政府の各会議で、グエン・スアン・フック首相は困難を乗り越え、打ち出した任務を全うする決意を示し、次のように語りました。
(テープ)
「状況に臨機応変に対応するとともに、貿易・技術戦争の推移を見守って、適切な解決策を提出する必要があります。また、国際金融市場の変動による影響を正しく評価したうえで、対応措置をとって、外部から与えるショックに対処すべきです。さらに、グローバル・バリュー・チェーンへの参加企業やIT企業を歓迎します。」
これまでベトナムのドイモイ刷新事業の際立った成績として、貧困率は人口の8割から30年経った後、およそ6%に減少したことや、外交関係が日増しに拡大されていること、国際社会におけるベトナムの地位が一段と高まっていること、国の相互的な力が増していることなどが挙げられました。2019年の任務を展開する会議で、チャン・クォック・ヴォン書記局常務は次のように強調しました。
(テープ)
「党と国家の対外路線を貫徹したうえで具体的な状況に活用する必要があります。党の指導役、平和、安定の維持という目標を堅持しなければなりません。ASEAN諸国をはじめ、近隣諸国や各国の政党との関係の発展を優先させ、これをベトナムと各国との政治的信頼や関係の強化の重要な基盤とみなすべきです。」
8月革命の勝利は新たな時代におけるベトナム民族の大きな力となり、刷新事業の成果の防衛、社会主義共和国の建設、祖国の独立、主権、領土保全の確保のための着実な土台となっています。