(VOVWORLD) -2019年1月からの7月まで、南部ドンナイ省が誘致したFDI=外国直接投資額は、約12億ドルに達し、通年の目標を達成しました。
ドンナイ省の一角 |
その中で、新規登録プロジェクトは55件、増資は64件となっており、その投資額はそれぞれ5億3700万ドルと6億500万ドルです。韓国や、日本、シンガポールの企業によるプロジェクトが中心となっています。また、この7カ月間で、FDI実行額は、年間目標値の8億ドルを上回って、およそ9億ドルに達しています。
ドンナイ省のFDI誘致が年間計画を上回るのは、今年が初めてではありません。この数年間、同省は、年間のFDI誘致額を10億ドルにするという目標を設定していますが、いつも、その計画を上回ってきました。ドンナイ省計画投資局のホ・バン・ハー局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ドンナイ省は、依然として、FDI誘致が好調な地方であると言えるでしょう。わが省の高速道路や、ロンタイン国際空港建設などのインフラ整備プロジェクトや、省内にある工業団地は、国内外の投資家の関心を集めています。」
ドンナイ省は、自らのメリットで、FDIを大量誘致するため余地があると評価されています。ドンナイ省工業団地管理委員会のマイ・バン・ニョン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、以前、巨額の投資額という要素を注視していましたが、現在、幾つかの基準に基づいて、FDIプロジェクトを選択しています。例えば、その投資プロジェクトの効果や、環境にやさしいクリーン生産に関する基準などです。」
注目すべきことは、ドンナイ省における裾野産業へのFDIが新規登録額のおよそ40%を占めていることです。また、外資系企業の管理職を務めるベトナム人の数も増えています。以前、外資系企業の管理職は主に外国人が担当していましたが、現在、多くの企業は、ベトナム人を管理者、社長、総裁として採用しています。