プラスチックごみゼロの観光地を目指す

(VOVWORLD) - 環境保護や、環境に対する責任感の向上などを目指し、ベトナムの多くのリゾート地や、観光に携わる施設は、プラスチック製品の代わりに、環境にやさしい製品を使い始めました。同時に、各企業も環境保護活動に積極的に参加し、プラスチックごみに「ノー」を言っています。
プラスチックごみゼロの観光地を目指す - ảnh 1     ダナン市での魚のハゼの形のごみ収集所

中部港湾都市ダナンは観光シーズンのピークを迎えています。毎日、この都市は5000人~7000人の国内外の観光客を迎えていますが、観光客数が1万人に達する日もあります。こうした中、同市は、ボランティア活動を展開し、ビーチや、観光スポットでごみ収集を行っています。

また、市民と観光客に対し、プラスチック製品の使用を制限するよう勧めるため、市内とビーチには、魚のハゼの形のごみ収集所を設置しています。ある市民の話です。

(テープ)

「全世界で展開中のプラスチックごみ対策に対応して、この魚のハゼが採用されました。『ハゼがごみを食う』というイメージは、人々の意識向上に役立つと思います。」

一方、中部沿海クイニョン市も様々な活動を展開しています。年初から、同市の青年団委員会は頻繁にビーチの掃除を行ってきました。ルオン・ディン・ティエン青年団書記は、「青年たちの諸活動のスローガンは『プラスチックごみにノーをいう』である」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「これは長期的な任務だと思います。プラスチック製品の使用に関する市民の習慣を変えるためには時間がかかりますが、やらなければなりません。これを目指し、ごみ収集とともに、宣伝・教育活動も行っています。」

他方、1年前から、中部ファンティエット市にあるリゾート地「ブルー・オーシャン」はプラスチックスのトローチューブや、プラスチックボトルの代わりに、コメ粉で作られたストローや、ガラスボトルを使用し始めました。また、同市にあるリゾート地「ビクトリア」は3年前から同じ措置を取りました。

環境にやさしい観光は全世界の新しい方向となっています。これは、環境保護だけでなく、企業の社会的責任の向上や、環境発展にも貢献すると評されています。

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