ベトナムとロシアとの関係

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既にお伝えしましたように、グェン・フ・チョン共産党書記長はプーチン大統領の招きに応え、ロシアを公式訪問しています。

この訪問にあたり、チョン書記長は、プーチン大統領、及び他の指導者らと会談し、多くの分野における両国の協力関係の推進に向けた方針と具体的な措置について意見交換をします。

ダイナミックな二国間協力

2012年にベトナムとロシアは戦略的パートナーシップを全面的かつ戦略的パートナーシップに格上げしました。この関係について、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように明らかにしました。

(テープ)

「これまでのベトナムとロシアとの全面的かつ戦略的パートナーシップは多くの分野において積極的に発展しており、両国に適切な利益をもたらしています。政治・外交面では、両国は意見交換メガニズや高級代表団の相互訪問を維持しています。経済貿易でも、前向きな成果を遂げてきました。2013年に両国の貿易取引総額は前年の7%増に当たるおよそ40億ドルに達しました。石油ガス、エネルギーなどの分野における両国は複数の重要な成果を収めました。」

現在、ロシアはベトナム向けの101の投資国と地域の中で18番目に入っています。この数年間、ロシア向けのベトナムの投資は急増しています。両国はベトナム・ロシア投資優先プロジェクトを担当する高級ワーキンググループを発足しています。特に、ベトナムとロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国からなる関税同盟は自由貿易協定を討議する7回にわたって交渉を行っており、今年末に交渉の終結を予定しています。

ロシアのラブロフ外相は今年始めにベトナムを訪問した際、次のように強調しています。

(テープ)

「FTA=自由貿易協定に関する交渉は投資優先プロジェクト担当の高級ワーキンググループによる活動と同時に行われています。双方は、重要な協力プロジェクトを検討、討議しています。両国の企業や財団は石油ガスの分野において協力の拡大を検討しています。」

歴史を重視し、未来に向かう

64年前に、ソ連(現在のロシア)は多くの国に先駆けて、ベトナムと本格的に国交を結びました。それ以来、両国関係は絶え間なく発展、強化してきました。新たな背景の中で、両国は信頼にたるパートナーとなっています。ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはロシアがアジア太平洋地域の平和、安全保障にさらに寄与してゆくと確信しています。平和・安定・繁栄のアジア太平洋はロシアとベトナムを含む各国の利益と発展に合致しているのです。ロシアを含む世界大国の実質的かつ責任のある参加はアジア太平洋地域の平和・安定・発展に利益をもらすことでしょう。」

2015年にベトナムとロシアは国交樹立65周年を迎えます。これは、両国関係の発展過程における重要な節目となります。こうした背景の中で、チョン書記長による今回のロシア訪問は重要な意義を持っており、両国の友好関係及び全面的かつ戦略的パートナーシップの推進に寄与すると期待されています。

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