ベトナムと韓国との関係

ベトナムと韓国との関係 - ảnh 1
尹炳世外相とチョン書記長

既にお伝えしましたように、韓国のバク・クネ大統領の招きに応え、1日ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長は、韓国公式訪問を開始しました。

この訪問は両国間の政治的信頼醸成を示すと同時に、多くの分野における新たな協力機会を作り出すと期待されています。

1992年に、ベトナムと韓国が国交を樹立して以来、特に、2009年に両国関係を『戦略的な協力パートナーシップ』に格上げしてから、両国関係は全面的に発展してきました。

越・韓関係の発展

ベトナム外交学院のダン・ディン・キー博士は、「ベトナムと韓国との関係発展は 3つの基準に従って評価される」と明らかにし、次のように語っています。

(テープ)

「第1の基準は、両国の経済は多くの分野において発展しているということ。第2は、ベトナムと韓国は多くの分野において、各レベルの協力体制を構築したこと。両国の政府、国会の協力関係の傍ら、両国間の友好組織、企業、各地方による協力体制は具体的な協力活動の便宜を図っています。そして、戦略的な協力パートナーシップは信頼醸成を土台にして、形成されたということです。」

両国は国交樹立して22年間経ちましたが、現在までに、二国間貿易取引総額は45倍に、投資額は250倍に増加しました。ベトナムは韓国から巨額の援助額を受けています。今年の第2四半期現在、韓国は、ベトナムに対する件数では第1位のFDI外国直接投資供与国であり、投資額では第2位国となっています。ベトナム人と韓国の国民およそ10万人がそれぞれの国で暮らしています。

キー博士は、また次のように語っています。

(テープ)

「これらの数字は、それぞれの国が相互外交政策の中に重要な位置に立っていることを示しています。両国の緊密な関係は多くの分野における戦略的なパートナー関係の形成に寄与してきました。」

越・韓、共通のビジョンへ向けて

現在、韓国の主要な任務の一つは経済・貿易の協力を強化し、2014~2017年期の経済改革3年計画を実現させるということです。一方で、ベトナムの任務は国の工業化現代化、国際社会への主体的参入を促すと共に、韓国を含む世界各国との協力関係を深化させるということです。ですから、ベトナムと韓国はあらゆるチャンスを活かして、任務を果たしています。

さらに、両国は、安全保障、国防などの新たな分野においても戦略的な協力を拡大し、地域の平和、安定、協力に効果的に寄与したいのです。

ブー・コアン元副首相は次のように明らかにしています。

(テープ)

「以前のベトナムと韓国との協力関係は、二国間の範囲だけに限られていましたが、今日では、その二国関係はアジア太平洋地域の状況に連鎖するようになっています。」

それらの良好な関係を基礎で、今回のチョン書記長による韓国訪問は極めて重要な意義を持っています。この訪問は両国の戦略的な協力パートナーシップを推進するだけでなく、両国がまるで信頼にたる友人になっていることを示すものと言えるでしょう。

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