（写真：baotintuc.vn）

これは集団免疫の達成を目指す活動の一環であるもののベトナム政府がベトナムに在住している外国人がヘルスケアを受けられるように支援するという政策を表しています。

ホーチミン市第7区にあるタン・フオン地区とタン・フー地区は外国人が最も多く住んでいる地区です。新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で、第7区は106か国の国籍を持つ外国人合わせて1万8千人に新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を行っています。

2021年8月上旬まで、第7区に住んでいる外国人の半分以上が新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を受けました。第7区タンフー地区人民委員会のチャン・クアン・クイン委員長は次のように語りました。

（テープ） 

「タンフー地区には26棟の高層マンションがあり、その住民の大部分は外国人です。これらのマンションの管理委員会はそれぞれのマンジョンに住んでいる外国人にホーチミン市の新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種計画を通知します」

第7区だけでなく、ホーチミン市直属のトゥードゥック市と各県や地区は地元の住民と外国人を対象にした予防接種を展開しています。これは地元に在住している外国人が安心して生活を送れるようになっています。第7区に在住している韓国人Kim Yuriさんは次のように語りました。

（テープ） 

「この前、外国人がすぐに新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を受けられないことを心配しましたが、ベトナム政府は外国人が早くワクチン接種を受けられるようにしてくれました。本当にありがたいです」

ベトナム政府はベトナムに住んでいるすべての人々が新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を受けるという目標を実現するため、ベトナム駐在外国代表機関、国連の代表機関の職員とその家族、外国人記者など、合わせて600人を対象に、無料で新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を行いました。ベトナム外務省のフアム・トゥ・ハン副報道官は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナム政府は常にベトナムに在住している外国人が安全な生活を送り、新型コロナウイルスに感染した場合、治療を受けることを支援しています。新型コロナウイルス感染症が蔓延している背景の中で、ベトナムに在住している外国人を対象にした予防接種は集団免疫の達成に欠かせない一部です。最近、ベトナムの首相は保健省に対し、国籍や居住地を問わず、ベトナム在住のすべての外国人がベトナム市民のように、予防接種が受けられることを指導しました」

今後も、ベトナム政府はベトナムに在住している外国人が新型コロナウイルス・ワクチンの予防接種を受けられるように引き続き有利な条件を作り出します。