2018年、ベトナムの経済成長率は11年ぶりに、7％を超えました。この高い経済成長率を維持するため、ベトナムは決意を固める必要があります。

体制改革を優先的に行うベトナム

経済専門家によりますと、ベトナムがより高い所得国になるため、財政政策を始め、政策の改革に突破口を切り開く必要があります。特に、ベトナムが持続可能な経済成長率を達成するため、体制改革をしなければなりません。グェン・スアン・フック首相は経済専門家のアドバイスにより、ベトナム政府は向こう5年、10年だけでなく、より遠い将来の国の経済発展政策を制定すると明らかにしました。ベトナムの体制改革の優先課題に関して、フック首相は次のように語りました。

（テープ）

「第一は社会主義を志向する市場経済体制を引き続き構築することです。その目的は豊かな国民、強固な国、公平・民主主義的かつ、文明的社会作りということです。第二は社会主義法治国家を建設するということです。第三はより順調な投資、経営環境を整備して、全ての企業、経済セクター、市民の経済発展事業に有利な条件を作り出すということです」

急速で持続的経済発展目標を堅持する

グェン・スアン・フック首相は「経済を急速で持続的に発展させることはベトナム政府の選択肢であり、終始一貫した政策である。これはベトナムの社会主義を志向する市場経済の基本的原則でもある」と明らかにしました。また、フック首相は「政府は主たる経済部門の事情と発展の潜在力を見直した上で、経済発展に新しい原動力を作り出す」と述べ、次のように語りました。

（テープ）

「このフォーラムで、ベトナム政府は経済を急速で持続的に発展させる決意を改めて強調しました。これはスローガンではなく、ベトナムの決意になってきました。ですから、国外在住を含むベトナム国民およそ１億人はベトナムが独立し繁栄した国になるという願望を持っているのです」

このように語ったフック首相はベトナム政府が２０１９年と向こう数年におけるベトナム政府の重要な任務を明らかにしました。これらは政治的・社会的安定の維持、マクロ経済とミクロ経済の強化、経済構造の転換、法律体制と国家管理能力の向上などです。