(VOVWORLD) -先ごろ、ベトナム政府は、2020年の経営環境改善、国家の競争力向上に関する決議2号を発効させました。この決議は、ビジネス環境改革に関する指標を測定するものであり、世界ビジネス環境ランキングにおけるベトナムのランク上昇に繋がると期待されています。
(写真:Thái Hiền/Hà Nội mới) |
決議2号は、体制改革、経営環境改善、国家の競争力向上に向けた主要な任務と対策を実施続けることが狙いです。
しかし、決議の中で、2020年の指標数値は前年と比べ高いということです。たとえば、世界銀行の「ビジネス環境ランキング」を15~20ランクアップし、また、世界経済フォーラムの「国際競争力指標4.0(GCI4.0)」を5~10ランクアップするということです。これは、2020年の任務遂行に対するベトナム政府と首相の決意を示しています。
これに関して、ブ・ドウック・ダム副首相は次のように明らかにしました。
(テープ)
「投資経営環境の改善は、国家機関の指導能力の刷新と向上に向けた主要な任務の一つです。決議2号は、企業の有利なビジネス環境、インベンション・イノベーションの促進、経済競争力の向上を目指す政府の優先課題を示すものです。決議は、国際基準に沿って作成されました。これを通して、ベトナムは、世界ランキングに基づいて、経営環境の質的向上、国の競争力向上に関する指標を設定しており、国際通例に見合う政策システムを実現することになっています。」
さらに、決議2号は、2019年~2021年期に、経営環境改善、国家競争力向上などに関する世界のあらゆるランキングにおいて、ベトナムがASEANの主要4カ国のリストに入るという目標を設定しています。これらの目標を効果的に展開するために、経営環境改善と競争力向上に向けた主要な方策と分野を提示しました。ダム副首相はさらに次のように語りました。
(テープ)
「デジタル化された公的サービスの提供を促進しています。少なくとも5割~7割の行政手続きが国家ワンストップ制度を導入しました。特に、医療や、教育、社会保障、観光などのサービス業に電子決済の導入を促進する必要があります。」
2019年に、ベトナムの一般的なランクが改善されました。今年も、世界経営環境ランキングにおけるベトナムの順位が引き続き好転し、経済発展の原動力を作り出すと期待されています。