8日、キューバのディアス・カネル国家評議会議長兼閣僚評議会議長がベトナム公式訪問を開始しました。両国関係が絶え間なく良好に発展している背景の中で、今回の訪問は両国の特別な関係の更なる発展に弾みをつけると期待されています。

絶え間なく良好に発展している関係

ベトナムとキューバは外交関係を樹立してからこの58年、世界の大きな浮き沈みにもかかわらず、フィデル・カストロ氏とホーチミン主席が共同で基盤を作った両国関係は多くの分野においてますます緊密になっています。特に、現在、両国はその特別な関係を新しい発展段階に押し上げる決意を示しています。キューバ駐在ベトナム大使館のグエン・チュン・タイン大使は次のように語りました。

（テープ）

「キューバとベトナムは、特別な関係を構築しました。この関係は多くの試練を乗り越えて一段と発展してきましたが、現在も新たにする必要があります。この関係は、強固な政治信頼に基づいて構築されましたが、現在、経済・貿易・文化などの分野においてさらに発展させる必要があります。この特別な関係に新風を吹き込みたいと思います。」

キューバとベトナムの指導者らは、両国の協力関係をさらに拡大させる方向について一致したほか、多くの国際問題について見解を共有しています。特に、両国の指導者らは、貿易・投資関係を強化する方針です。

協力関係を一段と発展

キューバが経済改革を精力的に進めていることは、ベトナム企業を魅了しています。ベトナム企業は、キューバの建設、エネルギー、食品加工、生活用品の生産などに特別な関心を寄せているようです。また、近年、両国の貿易も急増しています。現在、ベトナムはキューバにとって最大の貿易相手国トップ10に入っています。2017年の貿易総額は2億2430万ドルに達していますが、2020年をめどに5億ドルにするという目標を打ち出しています。

こうした背景の中で、キューバのディアス・カネル国家評議会議長兼閣僚評議会議長によるベトナム公式訪問は、両国関係の画期的な発展に弾みをつけると期待されています。先ほどの在キューバベトナムのタイン大使は次のように語りました。

（テープ）

「両国がよりよい協力を展開するならば、経済・貿易・文化などの分野における連携を促進させるでしょう。これは両国の国民にとってチャンスであり、任務でもあります。これは、両国に新しいビジョンを作り出し、両国の夢を実現させるものです。」

両国の努力により、両国関係は政治はもちろん、経済や文化などにおいて一段と発展するのは間違いないでしょう。