(VOVWORLD) - 28日と29日の両日、ラオスのトーンルン・シースリット人民革命党書記長兼国家主席率いる高級代表団はベトナム友好公式訪問を行っています。この訪問はラオスとベトナムの党、国家、国民の団結と友好関係、相互信頼を立証するものです。
また、これはトーンルン氏が2021年~2026年期の人民革命党書記長兼国家主席に就任してから初の外遊となり、ベトナムの党、国家との関係に対するラオスの党、国家の重要視を示すとしています。
友好関係を保存・発揮
この訪問を通じて、ラオスの人民革命党は両国の党、国家、国民の特別な団結をはじめ、友好と全面的な協力関係を保存・発揮させていく方針を再確認するとともに、ベトナムとの終始一貫した特別な関係の維持に尽力していく姿勢を示しています。
これまで、地域と世界情勢が複雑に推移している中でも、両国の党の指導と政府の運営により、双方は締結した合意書、協定、協力計画を精力的に実施し、あらゆる分野で実質的な成果を収めてきました。在ベトナムラオス大使館のSengphet Houngboungnuang大使は次のように語りました。
(テープ)
「政治的関係は日増しに深化され、強国関係の中核となっています。また、団結と相互信頼も強化され、国防・安全保障、外交分野での協力が推進され、重要な柱としての役割を果たしています。さらに、経済、文化、医療、科学技術分野における協力関係が前向きな進展を見せてきました。」
新型コロナ対応で両国は互いに協力し、新型コロナ対応策や感染者の治療に関する経験を分かち合い、相互支援を積極的に行っています。ベトナムは困難に直面しているものの、ラオスの新型コロナ対応を支援するため、基本的な医療物資を提供してきました。この支援はラオスの新型コロナ対応に貢献するだけでなく、ラオスの党、政府、国民に対するベトナムの党、政府、国民の厚情を示すものです。
新常態で双方関係を緊密化
現在、ベトナムとラオスは政治的関係の強化や両国の党、国家、各省庁、地方の協力メカニズムの効果向上、国防・安全保障、外交分野での協力の推進、両国の特別な関係の戦略的な重要性に対する両国の党、国家、国民の認識向上を優先課題に位置づけています。また、文化交流や草の根外交を通じて両国の若者に対する政治の教育を進めていく方針です。
今回、ラオス人民革命党書記長兼国家主席によるベトナム公式友好訪問は両国関係をさらに緊密化させることが狙いであるとしています。さきほどの在ベトナムラオス大使館のSengphet Houngboungnuang大使は次のように語りました。
(テープ)
「トーンルン党書記長・国家主席はベトナムの党、政府、国会の高級指導者らと会談や会見を行い、双方関係の強化措置について協議します。この機に双方は共同声明を発表するとともに、6件の協力合意書を締結する予定です。これにより、両国の党、政府の協力関係は広範にわたり発展し、両国国民に利益をもたらすと思います。」
地域と世界情勢が大きく変化している現在、両国の党、国家、国民は協力を緊密化させ、特別な団結と全面的な協力、相互支援を推進し、それぞれの国の繁栄と発展を目指しています。