(VOVWORLD) - この90年間、ベトナム共産党は、ベトナム革命事業を勝利から勝利へと導いています。ベトナム革命事業を指導する際、ベトナム共産党は、民族の独立と社会主義を堅持すること、人民を国の基盤にすること、民族大団結の力を発揮すること、党の建設と健全化を重視することなど多くの教訓を引き出しました。
この90年間、ベトナム共産党は常に、民族独立、及び、マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を基盤にする社会主義を堅持しており、それをベトナム革命事業の戦略的な目標と見なしています。党歴史研究所のグエン・チョン・フック元所長は、民族独立と社会主義は互いに切り離すことができない目標であると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「農業国であるベトナムでは、民族独立という目標は、農民が農地を持つなど、全国民が幸せな生活を送るとともに、より良好な社会、つまり、社会主義を構築することを目指すものです。こうした目標を掲げたベトナム共産党は、多くの革命勢力を集めて、ベトナム革命を指導するという任務を委託されました。」
生前、ホーチミン主席がよく注意していたことは、人民を国の基盤にするという教訓です。この90年、ベトナム共産党はこの教訓を踏まえてベトナム革命事業を勝利から勝利へと導いています。「人民の、人民による、人民のための国づくり」はベトナム共産党の行動指針の一つとなっています。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグエン・トゥック委員は、実践から見ると、党の力は国民との密接なつながりによるものであると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、民族政策において誤りを犯すと、たちまち多くの困難に直面します。それは、共産主義者と愛国主義者にとって大きな教訓です。現在においてもその教訓はそのまま行わなければなりません。人民を国の基盤にするという教訓を徹底させた1986年の第6回党大会はドイモイ刷新政策を打ち出しました。実は、これは、私たちの先祖もよくいう教訓です。「人民の支持があれば、すべてを獲得できる。人民の支持がなければ、すべてを失う」ということわざがあるのです。」
民族大団結の力を発揮するという教訓も、ベトナム共産党が革命事業を指導する際に重視しているものです。民族大団結は、それぞれの階級・各層の利益を保障しながら、国の共通目標を目指すというものです。正しい路線により、人民各層を終結させたベトナム共産党は、全国民の総合的な力を活用して民族独立と社会主義という目標のために取り組んできました。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のチャン・タイン・マン議長は次のように語りました。
(テープ)
「祖国戦線は、人民各層を代表して民族大団結の力を集める組織であり、党と国民に委託された任務を立派に全うしなければなりません。中でも、経済社会発展、国防・安全保障、政治システムの健全化などへの貢献を全国民に奨励する任務があります。また、監視機能を発揮して、党と政権にアドバイスや意見などを出すことも重要な任務です。」
この90年、これらの教訓はベトナム共産党の行動指針となっていましたが、これからも、その価値は変わらないでしょう。